研究報告

私のフランス滞在記  原田 妙子
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【最後に……】
  2 回に渡るパリでの留学生活では, 本当にいろいろな事を体験しましたが, 実際には研究を進めていくのが精一杯だったように思います. 様々な困難も, 良い友達に恵まれた お陰でどうにか乗り越えていけたような気がします. 彼らと付き合うことで, 外からはわからないような フランス人の生活や考え方について学ぶ事ができたことは, 私にとって得がたいものとなりました. 留学の成果は, 今年, ヒューマンブレインマッピングで発表することができました. さらに, 今後もフランスと共同で研究を進めていくことになると思いますが, 今度は, もっとフランス語を 上手になって, 肩の力を上手く抜いて, さらに愉しむことが出来るような余裕をもって取り組んで いけるようになりたいと思っています.

 

原田妙子氏プロフィール
情報社会システム研究所客員研究所員,
(財) 長寿科学振興財団リサーチ・レジデント
日本福祉大学大学院情報・経営開発研究科情報・経営開発専攻博士後期課程修了.
博士 (人間環境情報)

第1回留学:2004年11月3日〜2005年3月20日
コレッジュ・ド・フランス国立科学研究センター (College de France;コレッジュ・ド・フランス) 認知・行動生理学研究室において, 「Virtual reality (仮想現実) を用いた空間性認知行動による運動前野領域の神経細胞の 活動に関する研究」 を行なう.

第2回留学:2005年9月15日〜2006年3月14日
ピエール・マリーキューリー大学 (パリ 6 大学:jussiue 大学) にて, 「歩行機能に関与する前頭前野機能の局在の解明に関する研究」 を行なう.

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