福祉テクノロジーセンター開設

支援技術(アシスティブテクノロジー)の研究開発・教育を推進

 日本福祉大学は,2004年4月より,半田キャンパスに,福祉テクノロジーセンター(日本福祉大学情報社会システム研究所分室)を開設しました.
 福祉テクノロジーセンターは,情報社会システム研究所が追求してきた「人にやさしい福祉機器の改善・開発に関する研究」や本学の障害者,高齢者などにかかわる教育活動の成果をもとに,教育・研究活動をいっそう促進するために開設されたものです.
センターには,アシスティブテクノロジーに関する研究や情報社会科学部の授業の実施のために,研究室,相談室,演習室,工作室などが設けられています.
また,センター演習室には,各種の福祉用具やコミュニケーションにかかわるIT分野の機器,ソフトウェアなどが展示されています.これらの展示されている福祉用具や情報機器の多くは,関係の企業から提供を受けたものです. さらに本学の研究者の研究活動なども適宜紹介していく予定です.
開設されたセンターでは,当面次のような事業をすすめます.

 

●「ひとにやさしいアシスティブテクノロジー(支援技術)」などの研究・開発
●学部教育・大学院研究活動の支援: “工作室”を活用したフィールド学習,演習などの実施
●福祉用具展示: 自助具,コミュニケーション機器および移動支援機器をはじめとした福祉用具を展示し,学内のみならず広く地域にも公開します.
●福祉用具利用に関する相談・適合
 利用者の身体機能・生活環境・要望などを聞き取り,個々人の状況に応じた福祉用具の適合・相談 に応じます.
関連領域のネットワーク構築
●福祉関連の企業,団体などさまざまな人々と連携を深め,支援技術の普及・啓発に努めます
 センターでは,センター開設と情報社会システム研究所開設10周年を記念して,7月に記念講演会を開催する予定です.(詳細は研究所ホームページに掲載します)

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Copyright(C):2006, The Research Institute of System Sciences, Nihon Fukushi University