「福祉現場と専門職養成をつなぐフォーラム愛知」2023年度第1回研修会を開催しました
2023年10月12日
2023年8月4日(金)に「福祉現場と専門職養成をつなぐフォーラム愛知」2023年度第1回研修会が開催されました。
本研修会では、「社会福祉士新カリキュラム240時間実習に向けた課題と展望 -社会福祉学部の60時間実習の結果をふまえて-」というテーマを掲げ開催いたしました。
第1部の報告「社会福祉学部の60時間実習をふりかえって」では、川島社会福祉学部教授・ソーシャルワーク実習・演習教育委員長より、社会福祉学部の新カリキュラム60時間実習のポイント(包括的支援を学ぶこと)、課題意識(個別支援中心だった社会福祉実習にどのように地域の視点を連動させるか)についての話の後、実習後の振り返りとして、入所施設の場合、プログラムを組むことが難しいこと、初めての実習内容のため教員も実習先も戸惑いが大きかったことなどが報告されました。「実習施設からの報告」では、それぞれ高齢、障害、子ども、社会福祉協議会の分野より60時間実習において、各施設のプログラム作成にあたっての工夫や課題やソーシャルワークをどのように整理して実習生に伝えていくのかが報告されました。また、「福祉経営学部と健康科学部の新カリ実習にむけた取り組みと課題」では、上山崎福祉経営学部准教授と丹羽健康科学部准教授よりそれぞれの学部での新カリ実習の概要と内容、現状と課題等についての報告がありました。
その後、第2部の分散会では、第1部の報告をもとに、3つの論点「社会福祉学部の60時間実習をめぐって」「社会福祉学部の180時間実習にむけた課題」「福祉経営学部、健康科学部の新カリ実習」を中心に少人数のそれぞれのグループで意見交換を行いました。最後に、添田社会福祉実習教育研究センター副センター長によるまとめが行われました。
研修会全体を通して、大学と実習施設(指導者)が集まって新カリキュラム実習で学生に目標として何を学ばせるのか、ゴール到達のためどのようなプログラムを作成していけばよいのかなど、新たな課題を確認することができる有意義な研修会となりました。(学外参加者:58名)

第1部報告を行う川島教授
プログラム
時間 | 内容 | 担当者・登壇者等 |
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13:30~ 13:45 |
開会・オリエンテーション | <司会> <挨拶> <事務説明> |
13:45~ 15:25 |
第1部(講演) (1)社会福祉学部の60時間実習をふりかえって(30分) |
<報告者> |
(2)実習施設より報告(各10分) |
<報告者> |
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(3)福祉経営学部と健康科学部の新カリ実習にむけた取り組みと課題(各15分) |
<報告者> |
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(休憩 / 分散会ブレイクアウトセッションの準備) | ||
15:35~16:05 | 第2部 (分散会) <論点> ・60時間実習をめぐって ・180時間実習にむけた課題 ・福祉経営学部、健康科学部の新カリ実習 |
<コーディネーター>
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16:05~16:20 | 全体会 | <司会> |
16:20~16:30 | 閉会 | <挨拶> |