医療ソーシャルワーク実習(2014年度より「医療福祉実習」から科目名変更)
医療福祉実習は、医療福祉分野に関心がある学生、あるいは将来の目標を医療ソーシャルワーカー(以下、MSW)に定めている学生が行う実習で、4年生夏季休暇期間に12日間(90時間)の実習を行います。
医療福祉実習を履修しようとする場合は、4年進級時に「医療福祉論Ⅰ」「医療福祉論Ⅱ」の単位を取得していること、社会福祉士受験資格実習関連科目の単位を取得していることが要件となります。
2012年度実習生のメッセージ
竹腰 有紀さん(回復期リハビリテーション病院で実習)
2週間の実習では、患者・家族に支援する専門職のつながりを見ることができました。1つのケースに様々な専門職からなるチームで支援をしていく中では、それぞれの視点の違いを受け入れ、役割を明確にしていくことが大切な基盤となることを学びました。
MSWは、患者・家族に寄り添い、ともに考えていくだけではなく、他職種とのつながりを強化していくことで支援は広がっていくと感じました。MSWの魅力をより強く感じることができた実習となりました。
古関 宝子さん(急性期病院で実習)
12日間の実習で、私はMSWに魅了された日々を過ごしました。実習前、MSWというのはジレンマと葛藤しながら支援をしているイメージがありました。しかし、「ジレンマがなければ私たちMSWは必要ないでしょ?」と実習担当者から指導していただき、さらにMSWに魅了され、MSWになりたいと強く思いました。
医療福祉実習のクラスでは、先生の手厚い指導の下、クラスメイトとお互いに刺激しあい、実習中にも支えあえたことで友だちという関係から仲間になれました。MSWに魅了され、仲間ができた医療福祉実習は私がMSWになった際の大きなパワーの源になると、自信をもって言えます。
太田 成美さん(急性期病院で実習)
医療福祉実習を履修して良かったと思う点が4つあります。ひとつ目はMSWを目指している同士で高め合うことができたこと、2つ目は実習事前学習のグループで調べ学習を行ない、知識を得ることができたこと、3つ目は実習後のピアスーパービジョンで振り返りや他病院で実習した人との情報共有ができたこと、4つ目にMSWの就職情報を得ることができたことです。実習中は直接患者さんと面接を担当する機会を持たせていただきました。授業で行うロールプレイとは違う雰囲気で、戸惑いや失敗点もありましたが、実際に働く前にイメージを持つことができ、貴重な体験をさせていただきました。