術後性副鼻腔嚢胞

慢性副鼻腔炎の手術の数年~数十年後になって、手術をした部分に袋状になった副鼻腔粘膜(嚢胞のうほう)が生じてその中に少しずつ粘った分泌物がたまっていきます。大きくなるにつれてのう胞の周囲の骨を圧迫しながら溶かしていきます。のう胞に細菌が感染すると頬が赤くはれて、強い痛みを生じることもあります。

治療方法

外来で注射器でのう胞を穿刺し貯留液を吸引することで、いったんは症状が改善されます。しかし根本的には手術でのう胞を大きく鼻腔内に開放させ、再貯留を防止することがよいでしょう。

「日本福祉大学付属クリニックさくら」では、耳・鼻・のどに関する治療に加え、めまい、いびき・睡眠時の無呼吸等についても診療いたします。