変声期の音声障害

個人差はありますが、男の子では小学校高学年~中学入学後の時期に変声期を迎えます。その際の喉頭こうとうは前後に大きくなり、その結果のどぼとけが目立つようなります。声帯は前後に長く太くなり、声は低くなります。変声期の多くの場合は半年~1年ほど続き、その間は声が出しずらかったり、声が裏返ったり、まったく声が出せなくなったりすることがあります。また本当に安定するには3~4年かかるともいわれ、急激な変化に慌てないことが必要です。

治療方法

成長期の正常な変化であり徐々に声の出し方を改めていくことが大切です。変声期が過ぎても無理な声の出し方を続けているような場合は発声訓練で変化した声帯に適した声の出し方を学習することも有効です。

「日本福祉大学付属クリニックさくら」では、耳・鼻・のどに関する治療に加え、めまい、いびき・睡眠時の無呼吸等についても診療いたします。