声帯ポリープ

声帯は正常では周囲の粘膜より白く見えます。それは血管が乏しく血流が少ないためです。声帯には前後方向に糸より細い血管がまばらにみられます。声帯は大声を出すと大きくふるえます。声帯は振動しやすいように柔軟な組織構造をしていますが、あまり大きく振動させると声帯表面の血管が破れて出血します。粘膜の中に血液がたまるとそこが膨らんでポリープになります。急に大声を出した後から声がガラガラになった場合は、声帯ポリープが疑われます。

治療方法

大声を出さないよう気を付けることは重要です。のどの酷使こくしを控えることで徐々に声がれが改善することが期待できます。声がれがひどければ手術でポリープを切除します。手術は全身麻酔で口の中から行います。

「日本福祉大学付属クリニックさくら」では、耳・鼻・のどに関する治療に加え、めまい、いびき・睡眠時の無呼吸等についても診療いたします。