睡眠時無呼吸症候群

睡眠中にのどの空気の通り道が狭くなることによって、呼吸が浅くなったり一時的に止まったりすることを繰り返す病気です。狭くなった部分を息が勢いよく流れるため、いびきが大きくなります。太ると舌やのどの回りに脂肪がついて狭くなり、また扁桃へんとうが大きかったり、あごの発育が悪いことが原因となる場合もあります。鼻炎や副鼻腔炎ふくびくうえんで鼻がつまると口を開けて寝るようになり、舌がのどに落ち込んで、のどを狭くします。睡眠中たびたび息苦しくなり眠りが浅くなるため、日中の眠気が生じて居眠り運転による事故を起こすケースもあります。睡眠中に血液中の酸素量が低下することで心臓や脳に負担をかけ、心筋梗塞しんきんこうそく脳卒中のうそっちゅうなど命に関わる合併症を引き起こしやすくなります。

治療方法

鼻炎や副鼻腔炎があれば、その治療をまず行います。また肥満に対してはダイエットも求められます。無呼吸に対しては睡眠時に呼吸を補助するCPAPという機械を装着することによって、無呼吸を抑止することができます。

「日本福祉大学付属クリニックさくら」では、耳・鼻・のどに関する治療に加え、めまい、いびき・睡眠時の無呼吸等についても診療いたします。