中咽頭がん

口を開けると突き当りに見える口蓋垂こうがいすい扁桃へんとうの周囲にできるがんです。初期はのどの痛みやつかえる感じが生じて、くびのリンパ節に転移して頚のはれのために受診されることもあります。原因は以前には喫煙や飲酒(度数の高いもの)がほとんどでしたが、パピローマウィルスが原因で発症するケース近年増えてきているため、中咽頭がん全体も増加傾向にあります。扁平上皮へんぺいじょうひがんという種類のがんがほとんどです。50~70歳代によくみられ、男性では女性の3~4倍多いとされています。

治療方法

手術治療で腫瘍を摘出します。周囲の正常な部分を含めて十分大きく切り取ることが必要です。リンパ節の転移が疑われる場合、リンパ節転移がある場合は、リンパ節の系統的切除も行います。手術後放射線治療、抗がん剤による化学療法を併用する場合があります。

「日本福祉大学付属クリニックさくら」では、耳・鼻・のどに関する治療に加え、めまい、いびき・睡眠時の無呼吸等についても診療いたします。