顎下腺腫瘍

唾液腺だえきせんにできる腫瘍の8割以上は耳下腺じかせんにみられ、顎下腺がっかせんに発生するものは1割程度と割と少ないのですが、その約半数は悪性腫瘍です。良性のものは多型腺腫、ワルチン腫瘍という種類のものがほとんどで、悪性腫瘍には腺癌せんがん腺様嚢胞癌せんようのうほうがん粘表皮癌ねんひょうひがんなどと多くの種類がみられます。良性腫瘍の中でも多型腺腫というものは長年経過するうちにその一部ががんに変化することがあります。良性では徐々に数年以上の経過で徐々に大きくなりますが、あごのはれ以外には症状はありません。悪性腫瘍は数か月で急激に増大し、痛みや表面からの出血を生じます。

治療方法

基本的には手術により腫瘍を摘出する必要があります。良性のものでも大きくなると治療が難しくなるため、早期の手術治療が望まれます。

「日本福祉大学付属クリニックさくら」では、耳・鼻・のどに関する治療に加え、めまい、いびき・睡眠時の無呼吸等についても診療いたします。