亜鉛欠乏症

亜鉛あえんはタンパク質やDNAの合成の際に必要な微量元素であり、不足すると細胞分裂が妨げられ、様々な障害(皮膚炎、口内炎、脱毛症、傷の治りの遅れ、発育障害、免疫低下、味覚障害、貧血、不妊症、うつ、記憶力低下)の原因となります。亜鉛は牡蠣や豚のレバー、牛肉、卵などに多く含まれ、偏食は亜鉛不足の原因となります。糖尿病、肝臓・腎臓疾患でも亜鉛が低下しやすく、また利尿剤、高血圧の薬、鎮痛剤、抗生物質、糖尿病治療薬、高脂血症治療薬、抗がん剤、抗リウマチ薬などの一部の薬では亜鉛の吸収を抑制する作用があり、亜鉛不足をきたす可能性があります。

治療方法

血液検査で亜鉛欠乏あえんけつぼうがあるか、検査することができます。欠乏していることが判明されれば、亜鉛製剤あえんせいざいの服用を行います。

「日本福祉大学付属クリニックさくら」では、耳・鼻・のどに関する治療に加え、めまい、いびき・睡眠時の無呼吸等についても診療いたします。