舌がん

虫歯や合わない入れ歯による刺激、喫煙や飲酒などが関与してできるといわれます。小さなうちは舌の横や裏にできる1~数㎝の白い斑点はんてんにみえますが、数か月でどんどん大きくなり盛り上がり、さらに中央部がえぐれて大きな潰瘍を形成します。最初は無症状であったり、冷たいものや熱いものがしみる程度ですが、進行すると痛みが強くなり舌を少し動かしても激しい痛みが生じたり、常に痛みが起こったりします。潰瘍ができるとしばしば出血もみられます。また、がんがあまり大きくならないうちから頚のリンパ節に転移することも珍しくはありません。50歳以上で多くみられ、男性は女性の2倍多くおこります。しかし2~3割は50歳以下で、20~30歳代の比較的若い人に生じることもあります。

治療方法

基本的な治療法は手術となります。病変部の周囲の正常の部分を含めて大きく切り取ることが必要です。リンパ節転移が疑われる場合、転移がある場合には頸部リンパ節の摘出も行います。手術後に放射線治療や抗がん剤による化学療法を併用するケースも少なくありません。

「日本福祉大学付属クリニックさくら」では、耳・鼻・のどに関する治療に加え、めまい、いびき・睡眠時の無呼吸等についても診療いたします。