メニエール病

メニエール病では半規管内のリンパ液が異常に多くなり、ホース状の半規管壁が引き延ばされ膨張してしまい、一部では半規管が破裂してしまいます。めまいは多くの場合回転性で、数十分持続します。また同時に難聴・耳鳴りも伴うことが一般的です。めまい、耳鳴り、難聴は半日以内に軽快しますが、数週~数か月程の間隔で同じような発作が繰り返しておこります。リンパ液は半規管内で血液の水分を取り込むことで常時新たに産生され、その後半規管の近くを流れる脳脊髄液内に排出されます。リンパ液が増える原因ははっきりしていませんが、ストレスや過労が症状の引き金になることがしばしばみられます。

治療方法

めまいが強い場合は点滴治療を行います。めまい発作が落ち着いたら、さらに内服薬で状態を安定させていきます。ストレスや疲労、水分の過剰摂取などが発作の誘因となることがあり、規則正しい日常生活を心がけることも大切です。

「日本福祉大学付属クリニックさくら」では、耳・鼻・のどに関する治療に加え、めまい、いびき・睡眠時の無呼吸等についても診療いたします。