聴神経腫瘍

"ビニールで被覆された電線と同じように、主要な神経の多くはその周囲に薄い膜状の鞘が被せられていて、それにより信号伝達が正確で速やかに行われています。この神経の鞘を形成する細胞から、良性の腫瘍が生じることが時にあります。耳の神経は脳から出た後すぐに頭蓋骨に開いた細い管の中に入り、かたつむり管や三半規管に至ります。耳の神経に腫瘍ができて太くなると神経が骨の管との間で圧迫されて障害が起こります。良性腫瘍であることがほとんどで大きくなるスピードはゆっくりしています初期には軽い耳鳴りや難聴がみられるのみですが、徐々に進行していき、突発性難聴のような突然の高度の聴力低下やめまい発作、顔面麻痺を生じ、さらに進行すると意識障害をきたす可能性もあります。"

治療方法

内服薬や点滴治療では治療はできません。根本的には手術で腫瘍を摘出することが必要です。

「日本福祉大学付属クリニックさくら」では、耳・鼻・のどに関する治療に加え、めまい、いびき・睡眠時の無呼吸等についても診療いたします。