滲出性中耳炎

"耳管の換気・排泄機能が低下したり、鼓室粘膜の分泌が過剰になると、液体が徐々にたまり始め、鼓室内が水びたしとなり空間が小さくなっていきます。その結果耳に水が入った時と同じような、聴こえづらさ、耳がつまった感じが起こります。水がたまりやすくなる原因としては、小児では急性中耳炎後の分泌過剰、アデノイド増殖による耳管狭窄、成人~高齢者では筋力の低下に伴う耳管開放機能低下、上咽頭腫瘍による耳管狭窄などがあります。"

治療方法

"小児ではまず内服治療を行います。数週間内服を継続しても治りが悪い場合は鼓膜切開をして、中にたまった浸出液を吸引します。そのような治療を行ってもまた再発を繰り返す場合は、耳に小さなチューブを留置する手術を検討します。高齢の方では外来で鼓膜に針を刺して浸出液を吸引します。"

「日本福祉大学付属クリニックさくら」では、耳・鼻・のどに関する治療に加え、めまい、いびき・睡眠時の無呼吸等についても診療いたします。