帯状疱疹

水ぼうそう(水痘)を引き起こす水痘帯状疱疹ウィルスは、ヘルペスウィルスとよばれるものの一種です。子どものころに水ぼうそうにかかると全身に小さな水ぶくれ(水疱)ができ、やがてそれが破れ点状のかさぶたがつくようになり、多くの場合1週間程度でかさぶたが自然にはがれ治ります。しかし治癒後もウィルスは体の中から消滅するのではなく、全身にある神経の中に潜んで生き続けます。大人になった後、体調不良や免疫低下が起こると、神経の中に潜伏していたウィルスが活動を再開し、神経の走行に沿いながら皮膚表面に現われて、帯状に広がる水疱(帯状疱疹)を形成します。ウィルスは胸やお腹に現われることが多いですが、時に耳の神経に沿って耳の回りや顔に水疱を引き起こします。ウィルスが耳の神経を伝わって、顔面神経、耳の神経の働きを阻害すると、顔面麻痺、めまい、難聴が生じることがあります。

治療方法

軽度であれば外来で内服治療を行いますが、発疹が広範囲であれば皮膚科で入院治療をすることが望まれます。

「日本福祉大学付属クリニックさくら」では、耳・鼻・のどに関する治療に加え、めまい、いびき・睡眠時の無呼吸等についても診療いたします。