薬剤性めまい

結核に使用されるストレプトマイシンという薬は場合によって内耳を障害し、めまいを起こします。高度の内耳障害が生じれば回復は困難です。両側の高度の内耳障害が起こると、歩くときに周りの景色が踊っているようにぶれて見えてしまい、気持ち悪くなってしまいます。降圧剤、抗てんかん薬、抗不安薬、抗うつ薬、抗パーキンソン病薬、睡眠薬、一部の鎮痛剤などでも一過性のめまい感が起きることがあります。また市販の感冒薬でもめまい感が起こる可能性があります。

治療方法

服用されている薬の説明書の副作用の欄に「めまい」があっても、必ずめまいが起こるということではありません。内服治療中にめまいがを感じても、すぐに服用している薬のせいだと決めつけず、まず主治医や薬剤師に相談する必要があります。

「日本福祉大学付属クリニックさくら」では、耳・鼻・のどに関する治療に加え、めまい、いびき・睡眠時の無呼吸等についても診療いたします。