2015年度作文コンクール入賞作品一覧
特別賞 「植物を守り続けるために」
半田市立乙川中学校 2年 桝田健生
植物というのはとても不思議です。殺風景な所に花やグリーンがあるだけで部屋も明るくなるし、気持ちもよくなります。
僕の祖母は、庭や玄関先などで、花を育てたり、飾ったりするのが好きです。毎日水やりをしたり、時々は肥料を与えたりして大切に育てています。今では庭にたくさんの花や木が季節ごとに咲いて、庭がとても鮮やかになっています。僕も花を育てたことはありますが、すぐ枯らしてしまいます。
ある日、僕は気がつきました。祖母は水やりをする時に「おはよう。」「大きくなって。」という言葉をかけていたのです。
植物が枯れていってしまう原因は温度や水の量などいろいろあります。しかし、言葉をかけながら大切にして植物を育てていくことで、植物が大きくなり、もっと増えると思いました。
世界にはたくさんの種類の植物があります。しかし、絶滅をしてしまったものもあります。
日本で植物を絶滅に追い込んでいる原因のうち人間が直接関係しているものが全体の約八十パーセントを占めているそうです。
大規模な森林伐採や人間の生活から出される多くの二酸化炭素は地球温暖化につながります。
これらの自然環境の破壊によって、貴重な植物の育つ場所が失われているのです。
なので、これからの世界にたくさんの植物を残していくためにはどうしたらいいか僕はよく考えました。
植物を守っていく上で大切なこととは、人間と同じように扱っていくことです。もし、大切にしなかったら、植物は枯れてなくなってしまうかもしれません。さらに、野菜や果物なども採れなくなって大変なことになってしまいます。なので、人間と同じようにして扱っていくことで、植物もがんばって大きくなってくれると思いました。
木などの資源も必要以上に使いすぎないで大事に使っていくことも必要だと思います。植物を大きいものにするためには、周りを植物の育ちやすい環境にすることです。
地球温暖化を防ぐために僕たちができる身近なことは、省エネを心がけることだと思いました。冷暖房を使いすぎないよう上手に調節したり、水のむだ使いをしないようにしていきたいと思います。
植物はこれからもしっかり守って大切にしていけば、大きく育っていってくれます。人間も植物と同じように、優しい言葉をかければ、よい世界になっていき、よりよい未来を創ることができると思います。