2016年10月7日
はんだまちづくりひろば主催の第16回「知多半田駅前地域円卓会議」が9月8日(木)にクラシティ半田の市民交流センターで開催されました。これまでの円卓会議の中で最多の88名が参加し、「半田のこれから考えてみました」というテーマで、「はんだU22研究所」の提案発表が行われ、本学からは社会福祉学部の野尻准教授、国際福祉開発学部の吉村教授、社会福祉・国際福祉開発・経済学部の学生が参加しました。
本学の吉村教授からは、市長が「はんだU22研究所」を立ち上げようと思った理由など当初から考えていた熱い思いを語って下さいました。また、高校生である「はんだU22研究所」の所長が半田市長に対し「今回、市長と戦える案を作ってきたので頑張りたい。」と意気込みを伝え、非常に活気あふれたムードでスタートしました。
<一重円卓参加者>(敬称略)
半田市市長 | 榊原 純夫 |
日本福祉大学(社会福祉学部) | 野尻 紀恵(ファシリテーター) |
日本福祉大学(国際福祉開発学部) | 吉村 輝彦(アドバイザー) |
半田高等学校 | 水野 太智(はんだU22研究所 所長) |
日本福祉大学(社会福祉学部) | 有賀 みのり(はんだU22研究所 委員) |
名古屋大学 | 鈴木 愛理(はんだU22研究所 委員) |
内海高等学校 | 日数谷 理那(はんだU22研究所 委員) |
今回は、“自分たちも市政にかかわりたい”と語った学生の思いをきっかけに発足した「はんだU22研究所」の高校生・大学生が「半田市が住みよいまち」になるために、①半田まるごとクッキング②きっかけの場③得する情報を届け隊の3つの企画を半田市長に向けて発表しました。
半田まるごとクッキングの発表では、「若者から高齢者まで幅広い年代が食を通して交流していける機会をつくり、そこで“ゆずホットサワー”を提供したい。」と、きっかけの場の発表では「フットサルコートでスポーツを通じた交流の場を設けたい。」と、得する情報を届け隊の発表では「作成したU22通信を、市報やSNSで広報していくことで全ての世代に情報が届くようにしたい。」とそれぞれのチームが個性豊かな提案や想いを、市長にぶつけました。
会場の参加者の皆さんで「協力できそう」「応援したい」と思ったテーマに分かれて、グループワークを通して語り合いました。そこでは、「得する情報を届ける隊が、市報の枠を使って今回の企画を広報してみてはどうか。」「実施していくためにまずは、企業のスポンサーの取り方を教えます。」「半田まるごと開催クッキングで作ったマルシェを、半田赤レンガで食べられるようにすると良いのでは。」などのとても前向きで、具体的な意見が数多く挙がりました。半田市長からは「受けて立つ。市報1ページを3回くらい使ってもらっていい。」と広報の許可をもらい提案が実際に実現する場面もありました。
更に、吉村教授が「もう、ここまで来たら実行するしかない。これからも、誰かに頼まれたからやるのではなく、自分がやりたいからやるという意識を持ち続けてほしい。」と「はんだU22研究所」のメンバーに熱く声をかけ、今回の円卓会議は幕をとじました。 今回の取組を通して、多世代間でのつながりや個性豊かな提案がいくつか生まれました。これからさらにどのように発展し、具体的な形なっていくのか楽しみです。