今回は、同じ鹿児島県出身で、子ども発達学部(現:教育・心理学部)子ども発達学科保育専修4年の穴井結夏さん、同じく子ども発達学部(現:教育・心理学部)子ども発達学科学校教育専修特別支援教育コース4年の庄村瑠衣さんにお話を伺いました。

 小学校からソフトボールを通じてお互いを知り、中学の鹿児島県選抜チームで一緒になり仲良くなったというふたり。所属している女子ソフトボール部のSNSでは、部員たちの動画がたくさんアップされていて、部の楽しい雰囲気がうかがえます。

進学のきっかけ

ソフトボール×資格取得

穴井さん : 小学校から続けてきたソフトボールを大学でも続けるということを最優先に、姉が看護師資格を取得したことに影響を受け、保育士と幼稚園教諭の資格取得への勉強もできる大学を探しました。しかし、該当する大学は九州になく、県外を視野に入れ、所属高校の監督さんたちから日本福祉大学を紹介していただきました。

庄村さん : 当初は大学ではソフトボールはしないつもりだったのですが、小学校から知っている穴井さんが日本福祉大学で続けると聞き、ソフトボールができて小学校教諭と特別支援教諭の資格も取れる日本福祉大学が私のニーズにハマって、進学を決意しました。

左:庄村さん 右:穴井さん

部活と学びの両立

先輩から学びのサポートも

庄村さん : 1~2年生は授業が多く、1~5限目までびっしりある曜日もあるので、女子ソフトボールの練習は主に朝6時30分~1限目が始まる前までの朝の全体練習、それに各自の空きコマや5限目後に自主練習をするスタイルです。コロナ禍で自宅待機の時も、アパートに道具を持ち帰って、敷地内で自主練習をしていました。

穴井さん : 私が目指した資格は幼稚園教諭と保育士なのですが、学びの中で一番大変だったのは実習。最初は子どもたちとどう接するか悩みましたが、純粋で素直な子どもたちに助けられ、乗り越えられたと思います。試験では、部活の同じ専修の先輩から学習のポイント等を教えてもらいました。

庄村さん : 私が目指したのは小学校教諭と特別支援教諭資格です。実習はとにかく実習中の指導案作成が大変でした。子どもごとの想定外の対応など実習でなくては学べないことがたくさんありました。
コロナの時期はZoom授業でのレポートが多かったのですが、先輩から書き方のアドバイスをたくさんいただき、テストよりレポートの方が得意な私はとても助かりました笑。

ひとり暮らし

ひとり時間を満喫しながらも感じる親のありがたみ

穴井さん : 高校から寮暮らしだったので、一人暮らしでホームシックとか寂しいということはなかったです。むしろ私はひとりでいるのが好きなので、大学ではひとりになれる時間を楽しんでいました。

庄村さん :私も高校から寮暮らしで、一人暮らしへの抵抗はなかったです。物がごちゃごちゃしているのが嫌いなので、遅くまで練習があっても掃除・洗濯はその日のうちに済ませるようにしていました。いつかは皆親元を離れると思うのですが、大学での一人暮らしは親のありがたみを感じられるいい機会だと思います。

同じアパートに住む仲間たちと

大学生活で得られたもの

なんといっても一番は精神的な成長

穴井さん : 一番成長できたのは人間性、自分の中身です。自分の言いたいことをストレートに言っていた高校までの自分は子どもだったと思います。今4年生になって改めて、相手のことを考えてからの言動ができるようになったと思います。

庄村さん :大学での学びでは知識が確実に増えたことが成長ですね。でもそれより印象的なのは、部活において精神や人間性を変えてもらったことです。私も穴井さんと同じでズバズバ物を言って表で勝負するタイプだったのですが、監督やコーチに社会に出てからの心構えをとことん叩き込んでいただき、意識的に変わることができました。他には、時間をうまく使えるようになったとか、周りに流されず自分のことに集中するなどのことを大学4年間のソフトボール生活で学びました。部活をやってなければ、今の自分にはなっていなかったと思います。

試合後の笑顔!

これから

本学の学びを胸にそれぞれの道へ

穴井さん : 私はソフトボールを引退して幼稚園教諭になります。学生時代の実習の時とは違い、社会人として子どもに対する責任が加わります。現在、保育にまつわる問題が様々ありますが、大切な子どもの時期に楽しい環境にいられるように、子どものことを大事に考えられるような先生になりたいです。

庄村さん :私はJDリーグ(女子ソフトボールリーグ)に入っている会社でソフトボールを続行します。バイトもしたことがないので最初はアタフタするかもしれません。また、学生時代の部活とは違い、プロとして結果が求められることになりますが、今まで同様周りに感謝して進んでいこうと思います。チームの年齢層が大学より広がりますが、その分学びも大きくなりそうで、今から楽しみです。

高校生へのメッセージ

今一番必要な知識「ふくし」を学ぶなら日本福祉大学!

穴井さん : もともと保育士や幼稚園教諭資格のための勉強をしたくて日本福祉大学に入学したのですが、本学の「ふくし」の学びを通して、知らなかった福祉の仕事や障害を持った子どもへの関わりなど新しい発見がたくさんあり、福祉のイメージが広がりました。保育系や先生などを目指しているなら、今の世の中に求められている広い意味での「ふくし」も一緒に学べる日本福祉大学がオススメです。

庄村さん :「ふくし」の学びに特化した日本福祉大学で学べたことは、今後福祉のニーズが増えつつある世の中で仕事をする時に武器になると思います。本学で普通に行われている障害のある学生への学習支援を間近に見られたことも貴重な経験でした。大学で社会的課題や「ふくし」のことを学ぶことで、あなたの視野が大きく広がると思います。

卒業前の慌ただしい中、インタビューに応じていただきありがとうございました。
お二人それぞれの今後のご活躍に期待しています。

日本福祉大学 子ども発達学部(現:教育・心理学部) 子ども発達学科 保育専修 4年

穴井 結夏さん

YUIKA ANAI

  • 女子ソフトボール部所属
  • 鹿児島県/神村学園高等部 出身

日本福祉大学 子ども発達学部(現:教育・心理学部) 子ども発達学科 学校教育専修 特別支援教育コース 4年

庄村 瑠衣さん

RUI SHOMURA

  • 女子ソフトボール部所属
  • 鹿児島県/鹿児島女子高校 出身

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<取材:福岡オフィス>