同窓会と大学との共同企画
活動報告「富山県」
富山県地域同窓会の皆さんと交流しました
| 日時 | : | 2025年10月13日(月・祝) | ||||
| 場所 | : | 富山国際会議場 2階 多目的会議室(富山市) | ||||
| 催事 | : |
第1部 講演会
第2部 同窓会総会・学生との交流会 第3部 懇親会(同窓生:10名程度、学生:社会福祉学部4年生4名) |
参加学生報告・感想
- 懇談会では、ゼミ生が発表させていただいた内容に対して、同窓生の方々から質問をいただき、その後の食事を通じて交流を深めることができました。日本福祉大学セミナー講演会では、金澤泰子先生が翔子先生の幼少期の子育てについて語る際、繰り返し「時代背景」に触れていたことが特に印象に残りました。子育てにおいて、時代背景が与える影響の大きさは、「共に生きる」ことを考えるうえで非常に重要だと感じました。 時代の空気が前向きでないと、誰かに責められているわけではなくても、親として後ろ向きな気持ちになってしまうことがあります。人が持つ力は互いに影響し合い、その輪が広がっていくものです。だからこそ、一人ひとりが持つパワーに丁寧に向き合い、支え合える社会を築いていきたいと強く思いました。
- 今回のセミナーを通じて、翔子さんの明るく天真爛漫な笑顔、力強くも繊細な揮毫のパフォーマンス、そして会場全体を包み込むような温かいダンスから、たくさんの幸せのパワーをいただきました。 見ている人が自然と笑顔になっていく様子に、私の心もじんわりと温かくなり、「もっと頑張ろう」と前向きな気持ちになりました。また、金澤康子先生のお話と翔子さんのパフォーマンスを通じて、「人と比べることがすべてではない」「自分らしく生きることが大切」ということを改めて実感しました。そんなお二人から受け取った思いを、私はどんな形で返していけるだろうかと考える時間にもなりました。 障害の有無にかかわらず、お互いが支え合い、影響し合えることの素晴らしさを感じ、一人ひとりの良さを大切にしながら、助け合って生きていける社会をつくりたいという思いがより一層強まりました。 私は、そんな“つながり”の温かさを広めていける社会福祉士になりたいと心から思いました。また、同窓生の皆さまと過ごす中で、福祉に対する熱い思いを伺い、いつかそんな素敵な同窓生の皆さまと並んで仕事ができたらと願っています。貴重な時間をありがとうございました。
- セミナーでは、翔子さんの力強い揮毫のパフォーマンスと、来場者と笑顔で関わる姿に大きなパワーをもらいました。金澤泰子先生のお話の中で印象的だったのは、翔子さん自身が「ダウン症は書道が上手い人」と語っていたというエピソードです。親として悩むことは誰にでもあると思いますが、本人の認識によって気持ちが軽くなることがあるのだと感じました。また、一人暮らしの話では、商店街で多くの人と関わりながら支えられて生活している様子を聞き、地域で暮らすことの意味を改めて学ぶことができました。 一人ひとりが互いに力を与え合い、つながりを大切にする社会を少しでも実現できるよう、私自身も人とのつながりを大切にしていきたいと思います。
- 今回のセミナーを通じて、子どもの育ちを支えるうえで最も重要なのは、「障がい」ではなく「個の特性」に焦点を当てる視点であると強く感じました。講師の方が述べていたように、ダウン症のある子どもは発達のペースこそゆるやかですが、情緒的な豊かさや社会的関係を築く力を備えているというお話が印象的でした。その力を信じ、環境を整えることが支援の出発点であるという考え方に深く共感しました。 また、支援を「訓練」として捉えるのではなく、「成長を共に喜ぶ営み」として捉える視点が大切であると感じました。子どもの持つ力を尊重し、可能性を引き出す支援こそが、真にインクルーシブな子育てであると実感しました。このセミナーを通じて、ダウン症のある子どもの子育ては特別なものではなく、「多様な発達を認め合う社会づくり」の一環であるという意識が深まりました。今後は、支援者としても社会の一員としても、この理解を行動に結びつけていきたいと思います。また、同窓生の皆さんとの交流では、福祉の現場に携わりたいという思いが一層強まりました。