同窓会と大学との共同企画
活動報告「香川県」
香川県地域同窓会の皆さんと交流しました
日時 | : | 2025年8月31日(日) |
場所 | : | ZENキューブ(善通寺市) |
催事 | : |
卒業生に対する調査結果報告 渡辺顕一郎先生(日本福祉大学 教育・心理学部 教授) 子育てネットくすくすの取組みと設立の経緯について 理事長 草薙めぐみ 大学生による体験報告 質疑応答 話題提供 全体総括 渡辺顕一郎先生(日本福祉大学 教育・心理学部 教授) 質疑応答 懇親会 (同窓生:20名程度、学生:教育・心理学部3年12名) |
参加学生報告・感想
- 1日目に「すまいる」という障害児通所施設で体験をし、その経験を2日目の同窓会で発表しました。自分の体験を言葉にして伝えることは難しかったですが、とても良い経験になりました。今後は、もっと多くの施設や子どもたちと関わり、さまざまな経験を積んでいきたいです。
- 今回の周年事業では、1日目に子育て支援施設「子夢の家」で職員の方々のお手伝いをしました。特に印象に残ったのは、職員の方々が利用者を第一に考えて業務に取り組んでいる姿です。施設内には、こども食堂のための食料が倉庫や冷凍庫に備蓄されており、学習支援も行われていることから、親子が安心して通える場所だと感じました。また、同窓会では参加者の研究発表や企業紹介などを聞くことができ、とても勉強になりました。子育て支援の仕事の魅力は、昔も今も変わらず「やりがい」であることを改めて知ることができ、良い学びとなりました。
- 今回、多くの保護者の方々と関わる中で、日常的な会話から育児の困りごとが見えてくることを実感しました。初めから悩みを聞くのではなく、まずは何でも話せる雰囲気づくりが大切だと学びました。現代では核家族化や共働きが進み、園探しや頼れる人が少ない中での育児への不安、地元を離れて知らない土地で子育てをする孤独感など、さまざまな声を直接聞くことができました。こうした状況の中で、地域子育て拠点は保護者の不安に寄り添い、孤立を防ぐ大切な役割を果たしていると感じました。この学びを忘れず、将来は子育てに悩む人の力になれるよう努力していきたいと思います。
- 3・4年生混合で3つの班に分かれ、それぞれ指定された場所へ移動しました。私は、中高生向けの放課後等デイサービス「すてっぷ」(NPO法人子育てネットくすくす)に伺いました。そこでは、さまざまな困難を抱えながら生活している子どもたちに対して、自立支援を行う職員の方々がいらっしゃいました。活動の中には、お菓子や遊びの時間だけでなく、「課題」の時間もあり、封筒をまとめて閉じる作業や、アプリ(モバイルオーダー)の使い方を覚えるなど、将来の社会生活に向けた支援が行われていました。2日目には、活動の総括として発表を行い、同窓会に参加されている方々の活動を聞くことができました。それぞれの方が異なる分野で活躍されており、その理念や時代の見方などを学ぶことができ、有意義な時間となりました。
- 今回の交流では、子どもと関わる仕事に携わっている多くの方々の経験やお話を直接聞くことができました。私は現在、卒業後の進路を明確に決めておらず、さまざまな施設を見ながら考えているところです。この夏、渡辺先生の協力のもと、複数の療育施設や子育て支援センターを訪問し、濃密な時間を過ごすことができました。地域によって異なる形や雰囲気の中で、子どもと保護者が安心して暮らせるよう、地域に合わせた取り組みが行われていることを実感しました。香川県の療育施設を訪れたことで、自分の地元である福井県ではどのような取り組みがあるのか調べてみたいと思うようになり、今後の進路を考える良いきっかけとなりました。
- 児童発達支援と放課後等デイサービスを行う「すまいる」で、障がいのある子どもたちと夏祭りの遊びや送迎を通じて交流しました。障がいの程度に関わらず、一人ひとりを見守りながら関わる職員の姿や、言葉が話せなくても目を見て話しかけたり笑いかけたりすることで、子どもが表情や動きで応えてくれる様子が印象に残りました。私にとって、小学生の障がいのある子どもと関わるのは初めてで、どう対応すればよいのか、どんな声かけが適切なのか分からないことばかりでしたが、職員の方の関わり方を見て、子どもへのアプローチの仕方を学ぶことができました。対人援助職には難しさや大変さもありますが、それ以上に楽しさややりがいのある仕事だと感じました。今後はさまざまな施設を訪れながら、将来の仕事を見つけ、子どもや保護者への関わり方を学んでいきたいと思います。
- 今回、子夢の家で貴重な体験をさせていただきました。さまざまなことを学びましたが、特に印象に残ったのは、職員の方々が利用者の方を大切に思っている姿勢です。例えば、「最近の子育てはいかがですか?」と職員さんが利用者さんに問いかける場面がありました。利用者さんは「泣き止まないとき、どうしたらいいですか?」と答え、それに対して職員さんは「音が鳴るおもちゃを渡してみてはどうでしょう」とアドバイスをされていました。何気ない会話の中に、子育ての悩みや雑談が自然に交わされていて、楽しい空間の中で利用者さんがリラックスして過ごしている様子が伝わってきました。
- 実際に施設で実習をさせていただき、子どもたちと関わることで多くのことを学びました。子ども一人ひとりと丁寧に関わりながら、職員の方々がとても楽しそうに働いている姿が印象的でした。子どもが日々成長する姿を間近で見て、一緒に喜び合う職員の姿に、福祉の仕事の魅力を感じました。今回の事業に参加したことで、自分の知見を広げることができ、とても有意義な時間となりました。



