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特に今年度においては,大学生生活または大学入学前の高校生における支援機器のニーズ把握を行うために,学生相談にも対応した.
(2) 機器操作のための操作スイッチ用インタフェースの研究 特に肢体不自由の障害を持つ人が, コミュニケーション機器やパソコン, その他活動を
拡大するための電化製品やおもちゃ, 環境制御機器等を操作するためには, 身体状況等に適合した操作スイッチを
選定または製作して適用する3). |
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今年度においては,さらに実利用に則した制御回路の仕様を決定した上で,インタフェース基板を試作するとともに,普及に向けた取り組みについても検討した. ※上記の操作スイッチ用インタフェースの研究は,第21回リハ工学カンファレンス(日本リハビリテーション工学協会,2006.08.24〜08.26,神戸市)にて学会発表を行った. 3. AT 適合相談の結果 3.1. 個人相談者からの対応結果
相談実人数54人に対応し,相談のべ回数は119回であった(表1).これらは,単に情報提供のみで終了する相談ケースは除き,相談記録を残しているか,現時点で相談継続中の相談事例である.来所面接相談者は東海地区(愛知・岐阜・三重)にわたり,訪問相談は全て愛知県内である.“その他”とは郵送による機器の貸し出し,メールや電話による相談である. 表 1 個人相談者からの対応結果
相談対象者の主たる疾患・障害名を表 2 に示した. 実際には肢体不自由のみの障害ではなく, 知的障害, 高次脳機能障害, 言語障害 (構音障害, 失語症等), 視覚障害, 嚥下障害, 呼吸器障害 (人口呼吸器装着等), 感覚障害, 排泄障害等を伴う重複した障害を持つ.
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Copyright(C):2006, The Research Institute of System Sciences, Nihon Fukushi University