ソフトピアジャパン
大学先端研究フォーラム

中村 信次助教授が研究発表


 11 月 13 日, 岐阜県大垣市の財団法人ソフトピアジャパンにおいて, 「大学先端研究フォーラム」 が開催されました. これは, 大学と企業との連携をはかるためソフトピアジャパンが昨年から企画しているもので, 企業に対して各大学の研究成果を紹介しビジネスマッチングや共同研究の機会を造るための場として開催されています. 当日は, 研究紹介と個別の大学と企業との個別相談会も設けられました. フォーラムには, 本学はじめ全国の 15 大学が参加しそれぞれ研究発表を行いました.
 本研究所からは, 中村信次助教授 (情報社会科学部) が 「視覚誘導性自己運動知覚の実験心理学的分析―人間の感覚特性のヒューマンインタフェースへの応用―」 と題して研究発表を行いました. 中村助教授は, ご自身の視覚に係る研究成果とそれがドライビングシュミレータやバーチャルリアリティなどへの応用につながること, 特に物を使うユーザーの側にたってのものづくりの重要性などを発表されました.
 当日, 会場には企業関係者約 100 名が参加し, 各大学の研究報告を熱心に聞き入り, 逐次, 個別の相談を行っていました.



中国,日本,マレーシアの起業活力の
解明を追求し国際シンポジウム開催される

 6 月 29 日, 愛知芸術文化センターにおいて, 情報社会システム研究所が主催する国際シンポジウムが開催されました.
 このシンポジウムは 99 年度から発足した研究所の共同研究の成果を発表することを目的として開催されたものです. 共同研究は研究所の陳立行教授 (大学院情報・経営開発研究科), 近藤悟教授 (同研究科), 岩田龍子教授 (同研究科) を中心にマレーシア科学大学, 中国の首都経済貿易大学の協力を得て進められてきました.
 この共同研究は, 異なった国における中小企業の起業と発展のプロセスを, 社会システムとそのメカニズムの分析によって解明し, 中小企業発展の担い手としての経営者を育成する社会的, 文化的環境の様相を明らかにすることを目的としています. このため, 中国, マレーシア, 日本において 1500 社を超える企業調査を実施してきました.
 シンポジウムには, 本学教員とともに共同研究を行ったマレーシア科学大学ビジネススクール高級講師のインタン・オスマン氏, マレーシアウタラ大学高級講師のハシアム・モルダ氏, 中国の首都貿易大学副学長の曲徳森氏, 同大学助教授の陳捷氏が研究報告とパネルディスカッションを行いました. また, 日本からは本学教員とともに愛知中小企業家同友会会長の佐々木正喜氏もパネリストとして出席しました.
 当日シンポジウム会場には, 大学関係者, 企業関係者など約 60 名が参加し, 英語と日本語での各講師の報告・討論を熱心に聞き入っていました.

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