2002年度 環境マネジメント研究会発足     
課題は「環境コミュニケーションと環境パフォーマンス評価!」

 情報社会システム研究所では, 今年度から企業, 団体等と協力して環境マネジメント研究会を発足させました. この研究会は, これまで日本福祉大学として環境経営を課題に 「環境経営フォーラム」 などの開催を行い, 2000 年度から名古屋サテライトキャンパスにおいて環境マネジメント研究会を 2 年間に渡って運営してきましたが, 今年度からは情報社会システム研究所の所管の研究会として改めて発足させたものです.
 研究会には, 株式会社 INAX, 生活協同連合会東海コープ事業連合, 大同特殊鋼株式会社, 株式会社デンソー, 株式会社ノリタケカンパニーリミテド, 日本ルーブリゾール株式会社, リンナイ株式会社, 松島システムズなどの企業が参加しています. 研究会のコーディネーターは研究所より近藤悟教授 (情報社会科学部), 足立宏教授 (経済学部) が努めています.
 研究会では, 21 世紀においては経済と環境の両立を指向する 「環境経営」 が企業経営の一つの核になるものであり, その実現のためには環境マネジメントをべースとした取組みが不可欠であるという基本認識のもとに, これまでの環境マネジメントへの取り組みを踏まえて, 環境経営における環境マネジメントの役割と効果について評価するとともに, 効率的かつ効果的な環境マネジメントの実践的システムのあり方や持続可能な循環型社会の形成に向けた環境経営のあり方について検討していくことを目的としています.



 なお, この研究会では, 産官学や異業種の交流の場を提供するとともに, 環境マネジメントを巡る今日的課題や最新動向について認識を深める場を提供することも目的としています.
 近年, 環境マネジメントシステムを組織内部で構築し運用するだけでなく, 外部の利害関係者とのコミュニケーションを図りながら, 環境マネジメントに取り組んでいくことが重要な課題になってきており, 2002 年度の研究会は 「環境コミュニケーションと環境パフォーマンス評価」 に焦点を当てて開催していく予定です.
 既に, 9 月, 10 月, 11 月と 3 回の研究会を開催しており, 今後 3 月までの開催予定は次のとおりです.

2002 年度研究会のプログラム内容

第 5 回 (1 月 24 日)
  環境経営学会における企業評価の
   考え方と具体的評価 (仮題)
 講師:環境経営学会会長代理・
     環境経営格付機構
    理事長 三田和美 氏

第 6 回 (2 月 14 日)
 国際的 NPO からみた企業評価の考え方 と具体的評価 (仮題)
 講師:ナチュラル・ステップ・ジャパン
    理事長 高見幸子 氏

第 7 回 (3 月 14 日)    −交渉中−
 会場:日本福祉大学・
    名古屋サテライトキャンパス
     (鶴舞) 講義室
    *JR 鶴舞駅から徒歩 2 分
 会費:5000 円/回

 

 

←RISS10号目次へ戻る            Jam Session 7 を読む→


Copyright(C):2006, The Research Institute of System Sciences, Nihon Fukushi University