表−1 管理された雑木林の常在度

 

高木

亜高木

低木
コナラ *

6

 
アカマツ ×

4

3
 
ハゼノキ *

1

1

1
イソノキ *

   
ハイネズミ ×

1
   
ハリエンジュ *  

1
 
センダン *  

1
 
ヤマウルシ *  

1
 
イヌビワ *  

1

1
ヒサカキ **

1

7

9
カクレミノ **    

1

1:1-10%, 2:10-20%, 3:20-30,..., 10:90-100%, +:1%未満
*は落葉広葉樹, **は常緑広葉樹, ×は針葉樹を指す



写真−6 
管理された雑木林で
採集されたカブトムシ


ば,コナラの幼樹は, 光環境が悪化し, 成長が困難になると考えられ, 常緑化はますます進んでいくことになると予想された. それにともない, コナラなどの落葉広葉樹に依存して生活しているカブトムシなどは, 生育できなくなるものと考えられた.


  表−2 放置された雑木林の常在度

 

高木

亜高木

低木
コナラ *

5
   
アカマツ ×      
ハゼノキ *

1

1
 
イヌビワ *      1
ヒサカキ **    4  6
カムレミノ **  3

5
 3
モチノキ **  2

1
 1
アラカシ **  

1
 
サネカズラ **  

1
 
ヤツデ **    

1

1:1-10%, 2:10-20%, 3:20-30,..., 10:90-100%
*は落葉広葉樹, **は常緑広葉樹, ×は針葉樹を指す




写真−7 
放置された雑木林で大量に採集されたアオドウガネ


5. 今後の研究

 今後は, さらに管理状況の異なる雑木林を調査地として加えるとともに, 他の昆虫群についても調査していく. また, 昆虫相調査の方法についても再検討をしていく.

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