社会福祉・医療事業団長寿社会福祉基金助成に

本研究所の申請が採択内定

事業テーマ
  「在宅介護サービスと利用希望者のマッチングシス
  テム構築事業」 

 昨年 10 月に社会福祉・医療事業団の長寿社会福祉基金助成金 「特別分助成」 に本研究所より 「在宅介護サービスと利用希望者のマッチングシステム構築事業」 を申請していましたが, このほど財団より, 本研究所の申請が採択内定の通知を受けました.
 この事業は, 在宅介護サービスを 「いつでも, どこでも, だれでも」 利用できる社会サービスに定着させるため, サービスの内容や利用方法などのサービス供給者の各種情報が十分に要介護者に伝えられ, 要介護者の側からも情報を積極的に活用できる環境を整備することを目的としています. そのために本事業では, インターネットの特性を生かし, 要介護者のニーズと供給者のサービスの効果的なマッチングを行える情報システムの構築を行うことを計画しています.
 具体的には, 愛知県碧海地域における在宅サービスのデータベースを構築します. その上で次世代型のデータベースを内包したホームページとしてインターネットで公開し, 希望者の多様なニーズに応えられるものとします.

またこのシステムは, 地理情報システムとも連動させ, 地図上への施設名表示, 地図上からの検索だけでなく, 地図情報の共有化 (初めて訪問を希望する要介護者が位置を地図上で指示しておけば, サービス供給者に伝わる仕組み) などの情報技術を取り入れたものとして計画されています.
 こうしたシステムの構築により, 公共, 民間を含めた多種多様な在宅介護サービスが 「いつ」 「どこで」 「どのような内容で」 提供されるか, そして 「どんな障害をもった利用者まで」 可能なのか, 「個人負担はどれくらいなのか」 「どんな手続きが必要なのか」 などが一目でわかる情報を要介護者にニーズに応じて提供できることとなります.
 本事業には, 本研究所員であり本学経済学部の後藤順久助教授が代表者としてあたります.
 
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