修士課程 看護学研究科 看護学専攻

 複雑で多様な社会環境から発せられる保健・医療・福祉におけるさまざまな健康にかかわるニーズに対して、十 分に応えられる看護学の学問的専門性の確立に不可欠な、研究の積み重ねによるさらなる研鑽の場となるべく、 2020年4月、看護学研究科を開設いたしました。
 研究科(修士課程)では、新たな看護学の創造を探求し、社会還元のための学びを深めやすく、且つ、専門性 を活かしやすいように、看護学の主要な7領域で構成しています。当研究科の特徴として、個々に応じた学習プログラムを組み立てることが可能です(長期履修制度の活用、オンライン授業等)。皆さまのご入学をお待ちしております。

研究科長メッセージ

「看護」を奥深く追究し、実践に活かせる研究力を養成

看護学研究科長
岡田由香教授(ウィメンズヘルス看護学領域)

 看護学研究科では、日本福祉大学が追求する“ふくし”の力(ちから)を存分に生かしながら、複雑で多様な社会環境から発せられる保健・医療・福祉における様々な健康関連ニーズに十分に応えられる看護学の学問的専門性の確立に不可欠な科学的体系的研究を積み重ね、研鑽を深めます。そのため、新たな看護学の創造を探求し、社会還元のための学びを深め、専門性を活かす実践力や研究力または教育力を育めるよう、看護学の主要な7専門領域で構成して活動を展開しています。
 社会はインターネットですべての物・ことがつながる情報通信技術が発達し、人工知能によって今まで以上に効率のよい暮らしが可能な時代になっています。一方では、侵略や戦争、自然災害、未だわからない病原体の脅威なども起きています。まさに新たな価値が生み出される時代と言えます。人を対象とする看護はICTやAIだけでは解決できない実践の科学であり、一人ひとりの多様性、創造性、グローバルな倫理感に基づく自己決定力、調整能力が今以上に必要とされるでしょう。大学院での研究活動を通して、研究者とネットワークを広げ、実践につながる看護の発展に寄与し、自己実現を追求する皆さまのご入学を、心よりお待ちしております。