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センター紹介

センター長あいさつ

 日本語教育センター長のカースティ祖父江と申します。
 私が初めて日本に来たのは30数年前の留学時でしたが、それ以降、人生の大半を日本で過ごしています。外国人住民として、そして日本語学習者として様々な困難やフラストレーションも体験してきましたが、日本人の方々にとても良くしていただき、助けていただいたおかげで日本、日本語、日本文化、そして日本にいる人々が大好きになりました。時々チグハグではあるが、色々な意味でこの30年間で日本が私の故郷にもなりました。
 現在の仕事では日本の社会が段々と「多文化」化していく中、大学で学んでいる留学生達、日本語教育や多文化共生に貢献したいと考える学生達(国籍を問わず)、そして知多半島をはじめ愛知県を拠点とする外国籍住民や日本語教育に関わっていらっしゃる皆さんと一緒に色々な活動をしながら語り合う機会を与えられていることは心から嬉しく思っています。
 また、日本福祉大学の日本語教育センターの運営を任せていただいたのは今までの人生において最も大きな特権でもあり責任でもあると考えています。大学の皆さん、また、地域の皆さんと一緒に、外国人が一市民として認めていただくため、また一市民として自分責任を果たせるために何が必要なのか、そしてその必要をどう満たせるのかについて一緒に考えていきたいと思います。ご一緒に考えてくださる方、ぜひ声をおかけ下さい!

日本語教育センター センター長

カースティ祖父江

Kirstie Sobue

国際福祉開発学部准教授。イギリス出身。ケンブリッジ大学東洋学部日本語学科卒業(のちに同学科修士)。1994年から日本在住。子ども環境サミット2005ファシリテータをはじめ、通訳翻訳者・日本語教員・プロジェクトコーディネータとして活動。2017年本学赴任。日本語教員養成プログラムの主担当教員として、「日本語学Ⅰ」「日本語教育法Ⅰ・Ⅱ」「社会言語学」「対照言語学」を担当。

活動・業務内容

外国人留学生への日本語・日本文化教育の充実

優秀な留学生の輩出を目指し、日本語・日本文化教育環境の整備を行い、大学での学習、研究に耐え得る日本語習得と日本文化の理解促進の役割を担います。

  • 外国人留学生に対する日本語教育プランの作成
  • 外国人留学生の学習・研究に係る相談に適切に対応する
  • 外国人留学生に対するエンロールメントマネジメントを組織的に確立させるため、就職部と連携して指導・助言にあたる。

日本語教師を目指す学生への教育支援

日本語教師志望者(国際福祉開発学部)の日本語教育実習科目に対する支援および日本語教育に関する研究拠点として展開します。

  • 日本語教師志望者への日本語学習や研究に対する支援を行う
  • 日本語教師志望者のための日本語学校、各地域の商工会や医療・福祉現および国際交流センターと連携した日本語教育実習先ネットワークの構築および実習への支援を行う

国際化する地域と連携した日本語・日本文化教育の展開

知多半島および周辺地域の外国人(経済連携協定(EPA)に基づく外国人看護師・介護福祉士候補者等)への日本語・日本文化教育の充実と地域の国際化を牽引する拠点としての役割を果たし、知多半島および周辺地域の外国人、外国とつながる児童・生徒に対する日本語の習得および日本文化の理解促進の役割を担います。

  • 外国人看護師・介護福祉士 候補者を対象とする日本語・日本文化講習会(有料)の適切な管理・運営を東海キャンパスで展開する。
  • 上記対象との交流を目的とするサロンを適宜開催する。
  • 受講生確保のため各地域の商工会や諸機関との連携を通じて適切に管理・運営する。

グローバル社会に求められる実践的な外国語教育の実施

急速なグローバル化の進展に伴い、学生ならびに地域に求められる外国語コミュニケーション能力、とりわけ英語力を中心とする実践的な語学学習の拠点としての役割を担います。

  • 日本語教育を主たる目的とするが、就学時において外国語、特に英語力を身につける学習や、地元事業者(企業・福祉現場)のニーズに対応した語学講習会等の開講にも対応する。