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「2023年度ふくし学習会オンラインセミナー」を開催し、延べ788名の同窓生・後援会員が受講しました

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2023年11月30日

 地域ブロックセンターでは、昨年度に引き続き、同窓生・後援会会員を対象とした「ふくし学習会オンラインセミナー」を開催しました。全4講座で延べ788名(申込1,187名)の同窓生・後援会員がオンラインで参加しました。

講座1

開催日:10月7日(土)
テーマ:性暴力被害対応におけるフォレンジック看護の役割 ~周トラウマ期反応とポリヴェーガル理論の臨床応用~
講師:長江 美代子先生(日本福祉大学 福祉社会開発研究所 研究フェロー、精神看護専門看護師、公認心理師、SANE-J)

 

性暴力被害の理解を深め、暴力と虐待の被害者と加害者への特別なケアを行うフォレンジック看護と性暴力対応看護師SANEの現状や、トラウマ的な出来事の最中及び直後の周トラウマ期反応と身体的影響などについてお話しいただきました。
当日は87名が参加し、「現在の日本に必要不可欠な講義内容だったと思います。」「想像していた以上に、受講して良かったと思える講演でした。」「フォレンジック看護という分野を初めて知りました。学ぶ必要性を感じています。」など、多くの感想が寄せられました。

講座2

開催日:10月8日(日)
テーマ:困った性格の人とのつきあい方 ~パーソナリティ障害を理解する~
講 師:早川 すみ江先生(日本福祉大学 教育・心理学部 心理学科 教授)

 

パーソナリティ障害の分類とそれぞれの特徴、症状の現れ方や心理状態など、具体例を交えてお話しいただき、対応のポイントや家族の対応法について学びを深めました。質疑応答でも多くの質問が寄せられました。
当日は301名が参加し、「日々の業務に活かせる内容でとても学びが多かったです。」「学生、福祉専門職、誰が聞いても分かりやすく、たくさんの質問に答えていただいていたのが良かったです。」「今後の支援をする際や日常生活においても、新しい視点を知ることができました。」など、多くの感想をいただきました。

講座3

開催日:11月18日(土)
テーマ:アディクションの理解とかかわり ~ソーシャルワークの視点から~
講 師:田中 和彦先生(日本福祉大学 福祉経営学部 医療・福祉マネジメント学科 准教授)

 

田中先生は「どうやってやめさせるか」の前に「どう理解するか」に関心をもつことが大切と伝えた上で、アディクション理解に必要な視点、アディクションに対する誤解や偏見、かかわりの姿勢とアディクション理解の本質についてお話しいただきました。
当日は222名が参加し、「アディクションだけでなく、全てのソーシャルワーカーの基礎となるお話だったと思います。」「日々の支援の中に取り入れていきたいキーワードがたくさん得られました。」「とてもわかりやすく、ネットワークづくりや家族支援に悩んでいましたが、聞いていてこちらが元気になれました。」など、多くの感想が寄せられました。

講座4

開催日:11月19日(日)
テーマ:発達が気になる子どもと遊び ~こころを育むかかわりとは~
講 師:堀 美和子先生(日本福祉大学 教育・心理学部 心理学科 准教授)

 

現在では、支援ニーズの拡大に伴い発達が気になる子の対象が拡大していることや、日頃の相談内容から“発達”をどうとらえているかを踏まえ、遊びのはたらきや発達の気になる子にとっての遊びの意味、関わり方の基本的な考え方について学びました。
当日は178名が参加し、「新しい視点もありましたが、自分がやっていることを改めて振り返って、間違っていなかったのかもしれないと少し自信にもなりました。」「高齢者分野でも参考になる部分もあり、とても参考になりました。」「保育士を日福で取得し、今日の講義は原点に戻った気持ちで受講できました。」など、多くの感想をいただきました。

なお、オンラインセミナーに関しては、「会場に出向いて学びたいという気持ちはありますが、物理的に困難なことが多いので、このようなオンラインでの学びの場が多くあると非常に嬉しいです。」「卒業してからも学べる機会があるというのは大変貴重です。本当にありがとうございました。」「日本福祉大学ならではの多彩な内容の講演が聞けて良かったです。このような機会があればぜひ参加したいです。」といった好意的な感想がたくさん寄せられました。

地域ブロックセンターでは、全国各地での福祉ニーズを踏まえ、一般の方や福祉関連従事者など様々な方を対象とした学習会や研修会を展開しています。
また、日本福祉大学リカレント教育事業【FUKU+(ふくたす)】では数多くの学習コンテンツを提供しています。詳しくは、「日本福祉大学リカレント教育」のHPをご確認ください。

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