Topics

11月20日 第3回ランチタイムFDを開催しました

 2012年11月20日(火)12:40より、美浜キャンパス第5会議室にて第3回ランチタイムFD 「就職までに身につけてほしい力とは何か」を開催し、講師に子ども発達学部 林克次先生をお招きし、教職員21名が参加した。 今年度は全体のFDのテーマとして「学生の就職先からみた大学教育について」を取り上げてきた。
 第3回ランチタイムFDでは、小中学校教員の必要な力を考えることとした。講師の林先生は小中学校の教員とともに教育委員会での教育指導員としての経験を持つ。教師は教師である前に社会人であることを強調した。教師をめぐる世界は生徒・父兄・同僚の教師だけでなく、校区に住む地域の人々などさまざまな人たちと関わりを持たなくてはならない。しかし、教師はその心構え、振る舞い、考え方は教えられるが、電話の取り方など、社会人として当たり前のルールを教えられることはない。したがって、教師である前に社会人であることは自分で意識しなければならない。
 また、教師を目指していた学生が他の進路に変更せざるを得なくなった場合、目指す方向を見失ってしまう場合もある。あらかじめ教師である前に社会人であることを意識しておけば、進路変更にも対応できるという。
 ただし、人を教える立場である教師に与えられた社会的責任は重く、学生は教師の心構え、振る舞い、考え方などは授業などを通じてしっかりと学ばなくてはならない。守・破・離の思想から自らの理想の教師像をつくっていくことが必要である。まずは基本を学び、経験のある教師が伝えることをしっかりと守っていくこと、それを少しずつ破りながら自分の考えを持つこと、さらに経験を積み重ね、最終的には守から離れていくこと、このような過程が大切であると話された。

PDF参加者アンケート結果

ページ上部へ戻る