| 科目名 | 現代のアジア |
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| 単 位 数 | 学年配当 | 開講期間 | 担 当 教 員 |
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| 2 | 1 | 前期開講 | 磯部 美里 |
| テーマ |
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| マイノリティから読み解く現代の東アジア社会 |
| 科目のねらい |
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<キーワード> マイノリティ 東アジア 中国 日本 <内容の要約> 本講義は、マイノリティの視座から現代の東アジア社会(主に日本と中国)を読み解くことを目的とする。 本講義で扱うマイノリティとは、単なる数的少数者にとどまらず、社会的に弱い立場に置かれてきた人びとを指し、少数民族、女性、子ども、高齢者、障害者、セクシュアル・マイノリティ(LGBTQ+)などを含む。国家の政治制度や経済システムは、多くの場合マジョリティを前提として設計・運用されるため、マイノリティは周縁化され、不平等や差別、生きづらさを経験しやすい。 本講義では、歴史的背景や具体的な事例研究を手がかりに、東アジア社会における多様なマイノリティの現状と課題を検討するとともに、人びとがどのようにしてマイノリティと「見なされ」「つくられていく」のかという社会的・政治的・経済的な過程を検討する。それを通じて、受講者自身の価値観や偏見に気づき、所属する社会や集団が共有する「常識」や「思い込み」を問い直すことで、現代の東アジア社会を多角的に捉えるための思考力と想像力を養うことを目指す。 <学習目標> 現代の東アジア社会(主に日本・中国)における主要なマイノリティの現状と課題について、歴史的背景や具体的事例を踏まえて説明できる。 マイノリティがどのような社会的・政治的・経済的条件のもとで「見なされ」「つくられていく」のかを、マイノリティの視座から批判的に分析できる。 自らの価値観や偏見、所属する社会や集団の「常識」を相対化し、現代の東アジア社会の構造や権力関係を多角的に捉え直す思考力と想像力を身につけることができる。 |
| 授業のながれ |
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イントロダクション:マイノリティとはなにか マイノリティを「つくる」社会:権力・制度・カテゴリー 東アジアの近代化とマイノリティの形成:近代国家と「国民」の誕生 中国における「少数民族」@:「多民族国家」と民族政策 中国における「少数民族」A:「民族問題」と課題 日本における「少数民族」@:アイヌ、沖縄、在日コリアン 日本における「少数民族」A:「単一民族国家」言説と課題 ジェンダーと社会@:フェミニズムとジェンダー ジェンダーと社会A:儒教とジェンダー ジェンダーと社会B:日本と中国における現状と課題 セクシュアル・マイノリティ:LGBTQ +をめぐる社会的可視化 子どもと若者:養育環境と子どもの権利 高齢者と社会:高齢化する東アジア 障害と社会:能力主義と排除の構造 まとめ:マイノリティの視座から現代東アジア社会を捉え直す |
| 準備学習の内容・学ぶ上での注意 |
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| 本講義では、グループワークやディスカッションの時間を設けるため、積極的に発言、参加すること。 授業内で扱うテーマに関して、他の受講者が当事者であるかどうかを推測したり、発言を求めたりしないこと。 講義やディスカッションでは、他者の意見に同意しない場合でも、まずは相手の考えを理解しようとし、嘲笑や揶揄、遮る行為をしないこと。 スマートフォンの使用、私語、他の作業などは、講義への集中を妨げるだけでなく、学習環境全体に影響を与えるため控えること。 |
| 事前事後 | 学習内容 | 時間数 |
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| 事前 | 本講義のテーマに関連する報道や新聞記事に気を配り、収集する。 | 10 |
| 事前 | 日本と中国の歴史や文化、社会の基礎的知識について調べる。 | 10 |
| 事後 | 講義内容を復習し、自分の意見をまとめる。 | 10 |
| 本科目の関連科目 |
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| 成績評価の方法 |
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| リアクションペーパー、中間の小レポート、最終授業で実施する期末試験の内容や結果をふまえ総合的に評価する。 |
| テキスト |
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| □テキストを使用する ■レジュメを使用する □未定 (最初の授業で指示する) |
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