科目名 | 子どもの福祉と戦争 |
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単 位 数 | 学年配当 | 開講期間 | 担 当 教 員 |
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2 | 1 | 通年開講 | 片岡 志保 |
テーマ |
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戦争体験者や世界の子どもの実態から、また、社会的養護当事者の語りから、子ども期の権利が 侵害されることを追体験して理解する。これらを通して、子どもの権利に対する普遍的意義を学び、現在の日本社 会における子どもの問題について理解を深める。 |
科目のねらい |
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<キーワード> 子どもの権利 戦争と子ども 世界の子ども 子ども期 <内容の要約> 今、世界に目を向ければ武力衝突や戦争が長期化し、子どもの権利条約の原則である「生命、生存及び発達に対する権利」が奪われ、多くの子どもが犠牲になっています。戦争は、とくに子どもにとって最大の権利侵害をもたらします。また、日本においては子ども虐待に関する報道は枚挙にいとまがなく、子どもの貧困も問題になっています。本科目では、被爆体験者や社会的養護当事者をゲスト講師にむかえます。また、世界の子どもにも目を向け、イラクの子どもの実態について学びます。これらを通して、子どもの権利侵害について考え、子どもの権利が尊重されることの普遍的意義を学びます。また、戦後児童福祉の歩みから、現在の日本社会における子どもの問題を歴史的・構造的に理解し、自分自身と日本や世界の子どもの問題を関連付けて考えることをめざします。授業では、グループワークを通して多角的な視点での学びに取り組みます。一人ひとりの子どもがしあわせな子ども期をすごすために、私たちは何をすべきか考えましょう。 <学習目標> 子どもの権利が尊重されることの意義を説明することができる 世界で起きている子どもの問題に目を向け自分自身と関連付けて考えることができる 日本社会における子どもの問題の構造を理解し問題解決に向けて提案することができる |
授業のながれ |
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オリエンテーションとアイスブレイク 被爆体験者の語り 被爆体験者の語り 戦後児童福祉のあゆみ 日本における子どもの問題(1) 社会的養護当事者・施設職員の語り 社会的養護当事者・施設職員の語り 一日目のまとめ 子どもの権利条約 日本における子どもの問題(2) 戦争と子ども 世界の子どもの権利(1) 世界の子どもの権利(2) 世界の子どもの権利(3) 二日目のまとめ・全体のまとめ |
準備学習の内容・学ぶ上での注意 |
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・授業のながれは多少変更となる場合があります。 ・子どものニュースに関心をもち、日本や世界の子どもの現状を少しでもつかんでおくようにしてください。また、それらに対する自身の考えを持っていることが望ましいです。 ・推薦図書にあげている『入門 人間の安全保障―恐怖と欠乏からの自由を求めて (増補版)』の第3章は事前に読んできてください。 ・子どもの権利侵害について実体験に基づいた語りや描写があることに留意してください。 |
事前事後 | 学習内容 | 時間数 |
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事前 | 子どもの権利条約を読み、理解に努める | 5 |
事前 | 関心のある推薦図書を読み、課題や現状について学び理解を深める | 15 |
事後 | 授業を踏まえて子どもの権利に関する課題を整理し、問題解決の道筋を探る | 10 |
本科目の関連科目 |
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児童虐待と社会的養護T、児童虐待と社会的養護U、スクールソーシャルワークと学校現場、児童・家庭福祉、子どもソーシャルワーク入門、子ども家庭支援論 |
成績評価の方法 |
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スクーリング後に行われる試験(レポート)により主に評価するが、話を聞く姿勢やグループワークへの参加状況(主体的な参加および協力)等の授業態度を加味する。 評価基準はA(100〜80点)、B(79〜70点)、C(69〜60点)を合格、D(59点以下)を不合格とする。 |
テキスト |
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□テキストを使用する ■レジュメを使用する □未定 (最初の授業で指示する) |
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