科目名 | 精神障碍者と福祉実践II(大阪) |
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単 位 数 | 学年配当 | 開講期間 | 担 当 教 員 |
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2 | 1 | 通年開講 | 田中 和彦 |
テーマ |
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当事者、実践者、科目担当者の講義等を通して、メンタルヘルス課題におけるソーシャルワーク実践への理解を深める |
科目のねらい |
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<キーワード> 精神障碍者 精神保健福祉士 メンタルヘルス問題 ソーシャルワーク 社会づくり、地域づくり <内容の要約> 本科目は「精神障碍者と福祉実践T」の発展科目である。「精神障碍者と福祉実践T」では、精神障碍者の置かれている現状と課題に対する福祉的視座からの理解、そして精神保健福祉士の実践について学んできた。本科目は、さらにウイングを広げ、メンタルヘルスの課題について理解していくとともに、メンタルヘルス課題に対するソーシャルワークがどのようにあるべきかを深めていく。そのことで、メンタルヘルス課題とそれを取り巻く社会のありようを精神保健福祉の共通的な課題として言語化していくとともに、ソーシャルワークの視点を醸成していくことを目指していく。●精神科医療機関(診療所)で精神保健福祉士として勤務した経験のある教員が、精神保健福祉やソーシャルワークに関する講義を行う。 ※本科目は、科目ホームにあるオンデマンド3講分をスクーリング事前に受講したうえで、スクーリングに参加すること。なお、オンデマンドは開講日の2週間前から視聴可能となる。 【日程・スクーリング会場】 https://www.nfu.ne.jp/open/image/lesson/schooling_schedule.pdf ※変更の場合は随時お知らせします <学習目標> 我が国の精神保健福祉課題の広がりについて、現状と課題を含めて説明することができる。 メンタルヘルス課題について理解を深め、ソーシャルワークの視点からその課題をとらえ、具体的な行動プランを立案することができる。 様々な精神保健福祉課題における共通性を理解し、そのことが生活者としての人間の暮らしを考え、疾患や障碍があっても「その人らしい生活」への支援に取り組むための素地を作る。 |
授業のながれ |
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2日間のスクーリングの日程については、1ヶ月程度前にnfu.jpで案内する |
準備学習の内容・学ぶ上での注意 |
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日頃よりメンタルヘルス課題についての報道や、論説を敏感にキャッチし、それをソーシャルワークとしてどうとらえるかということについて自身の考えをまとめておくこと。 なお、本科目は必須の事前学習があります。 【事前課題(必須)】 以下に提示する課題図書一覧からメンタルヘルス課題とソーシャルワークについての文献学習に取り組むこと。以下の文献については、学生自身で購入もしくは図書館で借り、事前学習に取り組むこと。なお、課題図書は追加する場合があり、その際は履修登録者へ通知する。 なお、科目修了試験で学びの内容を記載することを求める(配点20点)。 【メンタルヘルス全般】 ・中谷陽二責任編集、斎藤環、森田展彰、小西聖子編『現代社会とメンタルヘルス 包摂と排除』2020、星和書店 ・松本卓也・武本一美編著『メンタルヘルスの理解のために こころの健康への多面的アプローチ』2020、ミネルヴァ書房 ・松本卓也・野間俊一編著『メンタルヘルス時代の精神医学入門 こころの病の理解と支援』2020、ミネルヴァ書房 ・近田真美子『精神医療の専門性 「治す」とは異なるいくつかの試み』2024、医学書院 【アディクション】 ・成瀬暢也『ハームリダクションアプローチ』2019、中外医学社 ・ダルク編『ダルク 回復する依存者たち その実践と多様な回復支援』2018、明石書店 ・渡邊洋次郎『下手くそやけどなんとか生きてるねん 薬物・アルコール依存症からのリカバリー』2019、現代書館 【ソーシャルワーク・支援・かかわり】 ・青木聖久、田中和彦編『現代版 社会人のための精神保健福祉士 あなたがソーシャルワークを学ぶことへの誘い』2020、学文社 ・上山崎悦代、中島民恵子、田中和彦編『新版 社会人のための社会福祉士 ソーシャルワーカーを目指すあなたへ』2022、学文社 ・伊藤健次、土屋幸己、竹端寛『「困難事例」を解きほぐす 多職種・多機関の連携に向けた全方位型アセスメント』2021、現代書館 ・大嶋栄子『生き延びるためのアディクション 嵐の中を生き延びる「彼女たち」へのソーシャルワーク』2019、金剛出版 ・坂本いづみ、茨木尚子、竹端博、二木泉、市川ヴィヴェカ著『脱「いい子」のソーシャルワーク』2021、現代書館 ・東畑開人『居るのはつらいよ ケアとセラピーについての覚書』2019、医学書院 |
事前事後 | 学習内容 | 時間数 |
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事前 | 【必須】事前に提示する課題図書一覧からメンタルヘルス課題とソーシャルワークについての文献学習に取り組むこと。 | 10 |
事前 | メンタルヘルス問題についての報道記事、体験談、政策などについて触れ、メンタルヘルス問題全般に対しての学習を深めておくこと | 5 |
事後 | 興味を持った講について学習を深める。 | 5 |
本科目の関連科目 |
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精神障碍者と福祉実践T、アディクションとソーシャルワーク、アディクションを生きる社会を考える |
成績評価の方法 |
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講義への取り組み状況と科目修了試験の内容を総合的に勘案して評価する。また、本科目ではグループでの取り組みを重視している。そのことからグループ活動への参加は必須とする。評価基準はA(100〜80点)、B(79〜70点)、C(69〜60点)を合格、D(59点以下)を不合格とする。 |
テキスト |
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□テキストを使用する ■レジュメを使用する □未定 (最初の授業で指示する) |
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