科目名 社会福祉政策国際比較(愛知)

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
2 1 通年開講 藤森 克彦

テーマ
社会(福祉)政策の国際比較を通じて、今後の日本の支え合いのあり方を考える

科目のねらい
<キーワード>
福祉国家  貧困
スウェーデンの社会政策  福祉レジーム論
普遍主義

<内容の要約>
本講義では、社会(福祉)政策 ―とりわけ社会保障制度― の国際比較を通じて、日本の生活保障の特徴と限界を理解し、今後の支え合いのあり方を考える。具体的には、貧困問題を取り上げる。現在、日本の貧困率は、主要先進国の中でアメリカに次いで高い水準にある。なぜ日本の貧困率は高いのか、を考える。 上記の問題意識をベースに、社会(福祉)政策について、日本とスウェーデンの2か国間で比較する。スウェーデンの貧困率は、日本の2分の1程度である。なぜスウェーデンの貧困率は低いのか。福祉先進国とよばれるスウェーデンの社会(福祉)政策の根本にある考え方やその内容、また、なぜスウェーデン国民は高福祉・高負担を支持するのかを理解し、日本との差異を考える。その上で、日本の社会(福祉)政策の特徴と限界を考察し、今後の支え合いのあり方を考える。 【日程・スクーリング会場】 https://www.nfu.ne.jp/open/image/lesson/schooling_schedule.pdf   ※変更の場合は随時お知らせします

<学習目標>
@日本の社会(福祉)政策や社会保障制度の意義や機能を説明できる。
A国際比較の手法、比較条件に関する基礎知識を習得し、説明できる。
B国際比較の視点から、日本の社会(福祉)政策や社会保障制度の特徴と限界、及び今後の向かうべき方向性を説明できる。

授業のながれ
オリエンテーション:講義の目的と進め方
日本の社会保障制度を考える@
日本の社会保障制度を考えるA
国際比較を通して、日本の「貧困」を考える@ー「貧困」とは何か、どのように測るのか
国際比較を通して、日本の「貧困」を考えるAーなぜ日本の貧困率は高いのか
国際比較を通して、日本の「貧困」を考えるBー所得再分配機能
国際比較の視点からみた日本の社会保障給付と負担@
まとめ
国際比較の視点からみた日本の社会保障給付と負担A
ゲスト講師による講義ースウェーデンの社会政策等
ゲスト講師による講義ースウェーデンの社会政策等
ゲスト講師による講義ースウェーデンの社会政策等
福祉国家3類型と日本の特徴@
福祉国家3類型と日本の特徴A
まとめ

準備学習の内容・学ぶ上での注意
一見難しそうに思える科目だが、現代社会を理解するうえで、とても興味深く学べる科目である。「所得再分配機能」など難しい用語であっても、図式化することなどによって理解できる。また、データに基づいた考察力をつけられるように、データから何を読み取ることができるのか、自分で考えてみる。そして、何がわからないかを明確にしていく。

事前事後 学習内容 時間数
事前 講義推薦図書を読み、日本の社会保障制度に関する基礎知識を習得しておくこと。 12
事前 厚生労働省『平成24年版厚生労働白書』の第1章〜第5章を読み、曖昧な点を整理する。https://www.mhlw.go.jp/wp/hakusyo/kousei/12/  12
事後 科目修了試験(レポート)に向けた復習 6

本科目の関連科目
 

成績評価の方法
期末試験(筆記・Web・レポート・最終授業内) 100%
授業内でのレポート・課題等 0%
その他  0%
評価には、科目修了試験の結果に、授業への積極的参加を加える。評価基準としては、講義内容の理解力と考察力を重視する。 評価基準はA(100〜80点)、B(79〜70点)、C(69〜60点)を合格、D(59点以下)を不合格とする。

テキスト
□テキストを使用する
■レジュメを使用する
□未定 (最初の授業で指示する)
 



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