科目名 | アディクション領域における経験を有する援助者の支援論 |
---|
単 位 数 | 学年配当 | 開講期間 | 担 当 教 員 |
---|---|---|---|
2 | 1 | 通年開講 | 市川 岳仁 |
テーマ |
---|
アディクションのリカバリー当事者による援助者の支援論 |
科目のねらい |
---|
<キーワード> アディクション リカバリー 援助者 多様性 <内容の要約> アディクションからの回復においては、セルフヘルプが大きな役割を果たすと言われている。かつて治療や援助の客体(対象)でしかなかったアディクトが、セルフヘルプの関係性の中で、ある種の援助役割を獲得しながら主体的に人生を再著述していく姿はダイナミックであり、感動的である。そして、当事者性(経験)を生かした援助の仕事に就く人も多い。だが、当事者としての経験は、それだけを以って十分とは言えない。クライアントの多様性を担保するためにも、自分自身が多様性に開かれる必要がある。この講義では、リカバリー当事者が援助者として機能する際に経験する「歓び」「葛藤」「変容」について、その過程を事例で示しつつ、「学び」を通した多元的自己発展について論じる。 <学習目標> アディクションからの回復における当事者性の意義と課題について理解できる 経験を有する援助者における当事者性と専門性の往還について理解できる 当事者活動と一般援助との協働について、その可能性と課題について理解できる |
授業のながれ |
---|
【スタディ】−【履修科目】−【全科目一覧】の該当科目を参照 |
準備学習の内容・学ぶ上での注意 |
---|
アディクションをその対象からではなく、それを抱える人と環境との相関性から捉えること。その上で、セルフヘルプが果たす一般的な支援とは異なる機能について理解し、当事者サポーターの意義と課題について考察すること。教材内には小テストや確認テストが設けられています。小テストは、80%以上の正答率で合格となります。 推薦図書・参考文献 図書名:犯罪社会学研究 47号 著者: 日本犯罪社会学会 編 出版年:2022 ISBN: 9784877988272 コメント:市川岳仁「「自己和解」を中心にしたリカバリー概念の生成にむけて──他者の定義による「回復」を超えて」掲載 図書名:アディクト(依存者)を超えて――ダルクの体験を経た9人の〈越境者〉の物語 著者: 市川岳仁 編著 出版年:2024 |
事前事後 | 学習内容 | 時間数 |
---|---|---|
事前 | 推薦図書をはじめとした関連分野の書籍を手に取ってみる | 15 |
事後 | 小テスト、確認テストに取り組む | 8 |
事後 | 興味をもった講に関しては、積極的に質問を行い、学習すること。 | 10 |
本科目の関連科目 |
---|
成績評価の方法 |
---|
|
||||||
すべての講義コンテンツを視聴し、すべての小テストに合格後に受験する科目修了試験により合格を判定する。評価基準は、A(100〜80点)、B(79〜70点)、C(69〜60点)を合格、D(59点以下)を不合格とする。 |
テキスト |
---|
□テキストを使用する □レジュメを使用する ■未定 (最初の授業で指示する) |
(C) Copyright 2025 Nihon Fukushi University. all rights reserved. |
本ホームページからの転載を禁じます。 |
![]() |