科目名 | 精神障害者支援論 |
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単 位 数 | 学年配当 | 開講期間 | 担 当 教 員 |
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2 | 1 | 通年開講 | 青木 聖久 |
テーマ |
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精神障害者が社会においてよりよく暮らすにあたって、その支援のあり方を学ぶ |
科目のねらい |
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<キーワード> 精神障害者 社会的支援 就労支援 社会保障制度 生活支援 <内容の要約> 本講義では、精神障害者が社会において、よりよく暮らすにあたって、その支援のあり方を学ぶものである。ちなみに、2011年の障害者基本法の改正において、発達障害者が精神障害者の中に含まれることになった。そのことから、本科目で精神障害者と言う場合、発達障害者も含むものである。まず、精神障害者がいかなる社会的支援を活用することによって、等身大の暮らしが実現するかについて考える。とはいえ、「精神障害者」という用語そのものが多様な解釈がなされることから、障害による特徴や課題を提示する。また、精神障害の有無に限らず、人が生き生きと暮らすにあたって、「働く」ということが重要となるため、その関係を示しつつ、一方で、就労支援等についても実践的に迫る。さらに、社会保障制度、とりわけ経済的支援について、生活支援にからめつつ、具体の諸制度を紹介しながら、精神障害者の暮らしについて検討する。そして、精神障害者の「働く」を含めた暮らしの実際や経済的支援等を通して、生活支援とは何か、を明らかにすることが本講義の目的である。 ●精神科を持つ病院や福祉施設で精神保健福祉士として勤務した経験のある教員が、精神保健福祉に関する講義を行う。 <学習目標> 精神障害者の暮らしの実態やそれに対応する制度や支援技術を説明することができる。 精神障害者や地域の抱える課題の発見と解決に取り組むことができる。 問題把握やなすべき方向性について、論理と根拠に基づいて思考することができる。 |
授業のながれ |
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精神障害者の暮らし 精神障害者の現状と課題 生活者の視点から捉えた対象者理解@ 生活者の視点から捉えた対象者理解A 精神保健福祉学から捉えた生活支援論 経済保障@ 経済保障A 社会参加活動@ 社会参加活動A 地域生活支援体制 〜フォーマルな社会資源〜 地域生活支援体制 〜インフォーマルな社会資源〜 暮らしを支える内発的要素 精神障害をもった暮らしとリカバリー 今と未来を志向した生活支援 実践科学としての生活支援論(まとめ) |
準備学習の内容・学ぶ上での注意 |
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教材内には確認テスト、小テストが設けられています。小テストは、80%以上の正答率で合格となります。 |
事前事後 | 学習内容 | 時間数 |
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事前 | 自分自身のなかで、「精神障害とはどのような概念なのか」「精神障害のある人はいかなる生きづらさがあるのか」という問いに対して、どのように説明できるかについて、事前に考えておく | 5 |
事前 | 関連分野の書籍を手に取ってみる。 | 10 |
事後 | オンデマンド教材でくり返し学習する。 | 15 |
事後 | 興味をもった講に関して学習を深める。 | 10 |
本科目の関連科目 |
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「精神障碍者と福祉実践T」「精神障碍者と福祉実践U」「精神保健福祉の原理」「精神保健福祉制度論」「精神・発達障害者の理解と共働」「アディクションとソーシャルワーク」「発達精神病理学」「認知症の医療とケア」 |
成績評価の方法 |
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すべての講義コンテンツを視聴し、すべての小テストに合格後に受験する科目修了試験により合格を判定する。評価基準は、A(100〜80点)、B(79〜70点)、C(69〜60点)を合格、D(59点以下)を不合格とする。 |
テキスト |
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□テキストを使用する □レジュメを使用する ■未定 (最初の授業で指示する) |
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