精神医学と精神医療

科目名	精神医学と精神医療

単位数	学年配当	開講期間	担　当　教　員
4	2	通年開講	尾関　祐二、藤井　久彌子

テーマ

精神疾患について正しく知り、チーム医療の一員としての精神保健福祉士の役割を理解する

科目のねらい

＜キーワード＞
精神医療　　精神医学
精神保健福祉士　　多職種連携・多機関連携

＜内容の要約＞
このテキスト科目は『精神医学と精神医療（精神保健福祉士養成講座１）』（日本ソーシャルワーク教育学校連盟編）中央法規出版、をもとに、下記の事項について学んでいく。
　①精神疾患総論
　②代表的な精神疾患
　③精神疾患の治療
　④精神科医療機関における治療の実際
　⑤精神医療と保健、福祉の連携
　⑥精神医療の動向

＜学習目標＞
精神疾患の分類を把握するとともに、主な疾患の症状、経過、治療方法などについて理解することができる
精神医療と人権擁護の歴史を学ぶとともに、精神保健福祉法における精神科病院の入院形態や医療観察法について理解し、その中での精神保健福祉士の役割と法制度の課題を理解できる
精神科病院等においてチーム医療の一員としての精神保健福祉士の役割を説明できる
早期介入、再発防止や地域生活の支援等における地域の多職種連携・多機関連携における精神保健福祉士の役割について説明できる

授業のながれ

精神疾患総論
精神現象の生物学的基礎
こころの生物学的理解
精神障害の概念
精神疾患の成因と分類
診断、検査
添削課題
器質性精神障害（１）
器質性精神障害（２）
精神作用物質使用による精神および行動の障害（１）
精神作用物質使用による精神および行動の障害（２）
統合失調症
気分（感情）障害
神経症性障害、ストレス関連障害および身体表現性障害
生理的障害および身体的要因に関連した行動症候群
添削課題
パーソナリティ障害と行動の障害、精神遅滞（知的障害）
心理的発達の障害・小児期および青年期に通常発症する行動及び情緒の障害
精神疾患治療総論・精神科薬物療法（１）
精神科薬物療法（２）・精神療法
脳刺激法などの身体療法・精神科リハビリテーション
添削課題
外来治療、在宅医療
入院治療（１）
入院治療（２）
医療観察法における入院･通院治療・精神科医療機関における精神保健福祉士の役割・精神保健福祉士と協働する職種
治療導入に向けた支援
再発予防や地域生活に向けた支援
精神医療の動向
添削課題

準備学習の内容・学ぶ上での注意

添削課題を受けることで、テキストで学んだ内容の理解度を確認することができます。添削課題は80％以上の正答率で合格となります。

事前事後	学習内容	時間数
事前	関連分野の書籍を手に取ってみる。	10
事後	添削課題に取り組む	8
事後	興味をもった講に関して学習を深める。	10

本科目の関連科目

成績評価の方法

期末試験（筆記・Web・レポート・最終授業内）	100％
授業内でのレポート・課題等	0％
その他	0％

すべての添削課題に合格後に受験する科目修了試験により合格を判定する。評価基準は、A（100～80点）、B(79～70点)、C（69～60点）を合格、D（59点以下）を不合格とする。

テキスト

■テキストを使用する
□レジュメを使用する
□未定（最初の授業で指示する）

＜著者＞尾関祐二・藤井久彌子　＜テキスト名＞精神医学と精神医療　＜出版社＞本学オリジナル学習指導書
＜著者＞日本ソーシャルワーク教育学校連盟編　＜テキスト名＞『精神医学と精神医療』　＜出版社＞中央法規出版