科目名 医療経済学2021

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
2 1 通年開講 大内 講一

テーマ
医療サービスが国民皆保険体制のもとで「効率的」かつ「公正」に提供されるための諸条件を考察する。

科目のねらい
<キーワード>
医療保険財政  審査支払制度
社会保険診療報酬  薬価基準

<内容の要約>
1980年代以降、公的支出を抑制するため患者負担が拡大されてきた。その一方では医療を成長戦略の中心に据えて景気浮揚を図ろうとする政策的主張もある。本科目では、医療費の規模と負担構造、医療の経済効果を理解し、「持続可能な国民皆保険」を考察する。

<学習目標>
医療制度および介護制度の概要を理解し、医療サービス・介護サービスとその対価の流れを説明することができる。
医療費の規模(対GDP比率)、医療費負担の構造(制度別・財源別)および医療費の増加要因を理解し、医療計画その他の医療政策を説明することができる。
医療・介護・福祉サービス部門と他産業との相互依存関係がもたらす経済効果を説明できる。

授業のながれ
単元T 保健医療サービスと経済効果第1講 医療制度
第2講 国民医療費
第3講 他部門との交流と医療の経済効果
単元U 医療サービスの供給第4講 医療提供体制
第5講 医療計画
第6講 医薬品と医療機器
単元V 医療サービスの需要第7講 医療保険
第8講 添削課題
第9講 主要国の医療制度
単元W 医療の料金第10講 医療の料金表
第11講 医療費の審査支払制度
単元X 保健医療サービスの課題第12講 高齢者医療制度の変遷
第13講 患者の権利
第14講 介護保険
第15講 添削課題

準備学習の内容・学ぶ上での注意
添削課題を受けることで、テキストで学んだ内容の理解度を確認することができます。添削課題は80%以上の正答率で合格となります。

事前事後 学習内容 時間数
事前 関連分野の書籍を手に取ってみる。 10
事後 添削課題に取り組む 8
事後 興味をもった講に関して学習を深める。 10

本科目の関連科目
 

成績評価の方法
期末試験(筆記・Web・レポート・最終授業内) 100%
授業内でのレポート・課題等 0%
その他  0%
すべての添削課題に合格後に受験する科目修了試験により合格を判定する。評価基準は、A(100〜80点)、B(79〜70点)、C(69〜60点)を合格、D(59点以下)を不合格とする。

テキスト
■テキストを使用する
□レジュメを使用する
□未定 (最初の授業で指示する)
<著者>大内講一 <テキスト名>医療経済学 <出版社>本学オリジナル



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