科目名 | 管理会計2017 |
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単 位 数 | 学年配当 | 開講期間 | 担 当 教 員 |
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2 | 1 | 通年開講 | 内野 一樹 |
テーマ |
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管理会計の概念や歴史を学ぶことを通して、経営管理者の意思決定や業績管理に役立つ会計情報システムの設計・運用について理解を深める。あわせて、これまで大企業を対象としてきた管理会計を病院、福祉施設、文化団体等の非営利組織にも導入することが重要になっているのかを理解する。 |
科目のねらい |
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<キーワード> 管理会計 会計情報システム 営利組織 非営利組織 <内容の要約> 管理会計は、企業などの営利組織の内部で、戦略や計画の策定、経営管理者の目標設定と実績評価に役立つ情報を提供してきたが、今日では病院、福祉施設、文化団体等の非営利組織でも導入が進んでいる。本講は、4つの単元から構成される。 単元T管理会計の基礎(第1〜3講)では、本講の管理会計のフレームワークについて明らかにする。そこでは、管理会計の基本体系、原価計算との関係、経営組織との関係が取り上げられる。 単元U 業績管理のための管理会計(第4〜7講)では、利益管理に焦点が当てられる。利益管理は、企業が存続していくのに必要な利益を獲得するために、計画を設定し、その結果を統制するという2つの側面が含まれている。そこでは、伝統的な原価管理、在庫管理、予算管理、短期利益計画が取り上げられる。 単元V 意思決定会計のための管理会計(第9〜11講)では、経営管理者の意思決定に焦点が当てられる。経営管理者の意思決定は、企業の将来に進むべき方向を決めることであり、関連する情報を集めて、分析し、評価を下さなければならない。そこでは、業務(執行)的意思決定、戦略的意思決定、経営戦略への道筋の可視化が取り上げられる。 単元W 管理会計の展開(第12〜14講)では、新しい動向について各論的に明らかにする。いずれも従来の管理会計上の問題を克服するために提唱されたものである。そこでは、活動基準原価計算、原価企画、ライフサイクル・コスティング、品質原価計算が取り上げられる。 <学習目標> 当該組織の置かれている環境について、データに基づいて分析することができる。 組織内の各部門・現場が直面している課題について、自分の考えを述べることができる。 管理会計の新しい手法が開発されてきた歴史的背景を理解することができる。 営利組織で開発された管理会計が非営利組織で導入される理由を理解することができる。 |
授業のながれ |
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第1講 管理会計の基礎 第2講 原価計算と管理会計 第3講 経営組織と管理会計 第4講 原価管理と標準原価計算 第5講 在庫管理とJIT会計 第6講 予算管理 第7講 短期利益計画とCVP分析 第8講 添削課題 第9講 業務的意思決定と差額原価収益分析 第10講 戦略的意思決定と設備投資の経済性計算 第11講 戦略マップとバランスト・スコアカード 第12講 活動基準原価計算 第13講 原価企画(目標原価計算) 第14講 ライフサイクル・コスティングと品質原価計算 第15講 添削課題 |
準備学習の内容・学ぶ上での注意 |
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添削課題を受けることで、テキストで学んだ内容の理解度を確認することができる。添削課題は80%以上の正答率で合格となる。 |
事前事後 | 学習内容 | 時間数 |
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事前 | 各講末の参考文献を手に取ってみる。 | 10 |
事後 | 添削課題に取り組む | 8 |
事後 | 興味をもった講に関して雑誌・新聞記事を探してみる。 | 10 |
本科目の関連科目 |
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成績評価の方法 |
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すべての添削課題に合格後に受験する科目修了試験により合格を判定する。評価基準は、A(100〜80点)、B(79〜70点)、C(69〜60点)を合格、D(59点以下)を不合格とする。 |
テキスト |
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■テキストを使用する □レジュメを使用する □未定 (最初の授業で指示する) |
<著者>内野一樹 <テキスト名>管理会計 <出版社>本学オリジナル |
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