科目名 労働法2024

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
4 1 通年開講 渋谷 典子

テーマ
働くうえで必要な労働法の基本的知識を習得するとともに、当事者として、さまざまな労働問題について考える。

科目のねらい
<キーワード>
労働基準法  男女雇用機会均等法
労働者派遣法  労働契約法
働き方改革関連法

<内容の要約>
産業構造の変化、経済のグローバル化、急速に進む少子高齢化に伴う労働力の減少等、労働者の置かれる環境は常に変化を繰り返している。労働法もその変化に対応すべく、その姿を変容させている。労働基準法は制定後に何度も改正を繰り返し、男女雇用機会均等法や労働者派遣法の大幅な改正がなされ、労働契約法も制定された。そして、2018年には「働き方改革関連法」が成立した。この変化し続ける労働法の「今」に向き合い、「今」につながるプロセスを学ぶことがこの講義の目的である。そして、「今」は、「未来」へつながり、その「未来」における労働法の姿も思い描くことができるはずである。  これまで蓄積されてきた労働法の判例と学説について学び、労働法の基本的な知識と考え方を学ぶ場として、本講義を活かしていただきたい。

<学習目標>
労働法の基礎概念を説明することができる。
労働基準法、労働契約法、労働安全衛生法、男女雇用機会均等法などの条文の内容を説明できる。
医療・福祉分野での組織マネジメントに、労働法を活用することができる。

授業のながれ
単元T労働法の体系と雇用社会、労働関係の当事者第1講 労働法の仕組みと理念
第2講 労働法の過去・現在・未来(1)
第3講 労働法の過去・現在・未来(2)
第4講 労働者
第5講 労働組合(1)
第6講 労働組合(2)
第7講 使用者
第8講 添削課題
単元U労働関係の成立と労働条件の決定・変更、労働条件(1)第9講 採用のプロセス
第10講 労働条件の決定システム(1)
第11講 労働条件の決定システム(2)
第12講 多様な雇用形態と法(1)
第13講 多様な雇用形態と法(2)
第14講 賃  金
第15講 労働時間とワーク・ライフ・バランス
第16講 添削課題
単元V労働条件第17講 自由・人格的利益・プライバシーの保護
第18講 雇用平等(1)
第19講 雇用平等(2)
第20講 健康・安全の保護と災害補償
第21講 企業内でのキャリア形成
第22講 懲戒処分
第23講 添削課題
単元W労使自治、労働関係の終了第24講 団体交渉と労働協約
第25講 組合活動と争議行為
第26講 不当労働行為とその法的救済
第27講 雇用関係の終了と承継(1)
第28講 雇用関係の終了と承継(2)
第29講 セーフティネットと法
第30講 添削課題

準備学習の内容・学ぶ上での注意
添削課題を受けることで、テキストで学んだ内容の理解度を確認することができます。添削課題は80%以上の正答率で合格となります。

事前事後 学習内容 時間数
事前 テキストおよび学習指導書を読み込み、講義ごとに重要となるキーワードを記し、内容についてノートにまとめる。推薦図書を読み、講義との関連事項を考える。 30
事後 テキストで復習し、講義で学んだ内容と社会で起こっている労働問題との関係をとらえ、新聞やインターネットで情報収集し、何が問題なのか、自分ならどう対処するかについて、ノートにまとめる。 30

本科目の関連科目
 

成績評価の方法
期末試験(筆記・Web・レポート・最終授業内) 100%
授業内でのレポート・課題等 0%
その他  0%
すべての添削課題に合格後に受験する科目修了試験により合格を判定する。評価基準は、A(100〜80点)、B(79〜70点)、C(69〜60点)を合格、D(59点以下)を不合格とする。

テキスト
■テキストを使用する
□レジュメを使用する
□未定 (最初の授業で指示する)
<著者>渋谷典子 <テキスト名>労働法 <出版社>本学オリジナル学習指導書
<著者>和田肇、相澤美智子、緒方桂子、山川和義 <テキスト名>労働法 第3版 <出版社>日本評論社



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