科目名 民法2024

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
4 1 通年開講 近藤 充代

テーマ
市民生活にとって身近である消費者問題を題材に、現代社会における民法の役割を理解するとともに、法的な思考方法を修得する

科目のねらい
<キーワード>
契約の基礎  制限能力者制度
消費者の権利  消費者被害の救済

<内容の要約>
 民法は、市民間の財産関係、取引関係、身分関係を規律している法律である。本講では市民生活にとって身近である消費者問題を題材に、現代社会における民法の役割を理解するとともに、法的な思考方法を修得することをめざしたい。具体的には、消費者被害の救済という観点から、民法総則(制限能力者制度、意思表示等)、契約の基礎(契約の成立、効力、解除等)を学習した上で、消費者契約の取消権やクーリング・オフなどを規定する消費者契約法、特定商取引法、割賦販売法等の民法特別法(消費者法)についても理解を深めたい。

<学習目標>
未成年者取消権、成年後見制度などの民法上の制度について理解し、説明できる。
市民生活にとって必要な契約に関わる法制度について理解し、説明できる。
消費者被害を救済するため、契約取消権やクーリング・オフなどの法制度を活用できる。
市民が消費者として直面する様々な問題(消費者問題)について理解し、説明できる。

授業のながれ
単元I 総論、消費者契約法第1講 消費者問題とは何か?
第2講 消費者の権利と消費者基本法
第3講 民法の射程と限界(1)
第4講 民法の射程と限界(2)
第5講 消費者契約法(1)
第6講 消費者契約法(2)
第7講 添削課題
単元II 特定商取引法第8講 特定商取引法(1)
第9講 特定商取引法(2)
第10講 特定商取引法(3)
第11講 特定商取引法(4)
第12講 特定商取引法(5)
第13講 特定商取引法(6)
第14講 添削課題
単元III 消費者信用取引と資産形成取引第15講 消費者信用取引(1)
第16講 消費者信用取引(2)
第17講 消費者信用取引(3)
第18講 消費者信用取引(4)
第19講 消費者信用取引(5)
第20講 金融商品取引(1)
第21講 金融商品取引(2)
第22講 添削課題
第23講 電子商取引
第24講 広告・表示の適正化
第25講 安全性の確保・安全規制(1)
第26講 安全性の確保・安全規制(2)
第27講 製造物責任
第28講 公正・自由な競争と消費者
第29講 消費者被害の救済
第30講 添削課題

準備学習の内容・学ぶ上での注意
添削課題を受けることで、テキストで学んだ内容の理解度を確認することができます。添削課題は80%以上の正答率で合格となります。

事前事後 学習内容 時間数
事前 テキスト等でわからない事柄をwebで検索したり、図書館等で調べる 15
事後 興味をもった事柄や関連分野について、webで検索したり図書館等で調べて学習を深める 15

本科目の関連科目
 

成績評価の方法
期末試験(筆記・Web・レポート・最終授業内) 100%
授業内でのレポート・課題等 0%
その他  0%
すべての添削課題に合格後に受験する科目修了試験により合格を判定する。評価基準は、A(100〜80点)、B(79〜70点)、C(69〜60点)を合格、D(59点以下)を不合格とする。

テキスト
■テキストを使用する
□レジュメを使用する
□未定 (最初の授業で指示する)
<著者>近藤充代 <テキスト名>民法 <出版社>本学オリジナル学習指導書
<著者>山口志保編 <テキスト名>消費者法これだけは〔新版〕 <出版社>法律文化社



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