科目名 福祉文化論2024

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
2 1 通年開講 新川 綾子

テーマ
近現代日本における社会福祉の歴史について知り、今日の社会福祉がどのように形成されてきたのかを理解する

科目のねらい
<キーワード>
医療と福祉  歴史

<内容の要約>
本科目は、近代日本の福祉制度・文化の歴史的変遷について学ぶ科目です。対象とする時期は、18世紀から現在までです。近代から現代までに、日本の「福祉」がどのような過程を経て形成されてきたのか、その当時に生きる人びとはどのような文化・生活を送っていて、どのような生活課題を抱えていたのか、そうした課題に人びとはどのように立ち向かったのかを学んでいきます。政策の位相、専門職の位相、人びとの生活の位相など、複眼的な視野から歴史をみつめ、現在に至る「福祉」の本質を探り、将来的な「福祉」のあり方を展望していくことを目指します。

<学習目標>
近現代日本において、「福祉」に関する制度がどのように形成されてきたのかを説明することができる。
制度のみならず、人びとの生活や文化を視野に入れ、複眼的に歴史を見つめることができる。
近現代日本におけるマイノリティの人びとの生活課題について具体的に理解し、人権尊重とその行動のための力を身に付けることができる。

授業のながれ
単元T
第1講 近代国家形成期の慈恵慈善事業@
第2講 近代国家形成期の慈恵慈善事業A
第3講 産業革命期の慈善事業@
第4講 産業革命期の慈善事業A
第5 講 日露戦後期の感化救済事業@
第6 講 日露戦後期の感化救済事業A
単元U
第7 講 第一次世界大戦後の社会と社会事業の成立@
第8 講 第一次世界大戦後の社会と社会事業の成立A
第9 講 昭和恐慌期の社会事業@
第10 講 昭和恐慌期の社会事業A
第11 講 日中戦争・太平洋戦争と戦時厚生事業@
第12 講 日中戦争・太平洋戦争と戦時厚生事業A
第13 講 戦後社会福祉の発展@
第14 講 戦後社会福祉の発展A
第15 講 グローバル時代の社会福祉

準備学習の内容・学ぶ上での注意
福祉文化論では、日常生活では聞き慣れない言葉が沢山登場すると思います。わからない言葉があれば、そのままにせずに、辞書や文献を使用して自分でまずは調べてみましょう。下記の文献では、近現代日本における福祉に影響を及ぼした人物を取り上げ、人物ごとに思想や実践の詳細が説明されています。こうした文献もテキストと併せて活用してみてください。 ・室田保夫『人物でよむ社会福祉の思想と理論』(ミネルヴァ書房、2010年)

事前事後 学習内容 時間数
事前 関連分野の書籍を手に取ってみる。 10
事後 添削課題に取り組む 8
事後 興味をもった講に関して学習を深める。 10

本科目の関連科目
医療・福祉の歴史を学ぶにあたっては、日本史の知識を身に付けておくことが不可欠です。可能であればテキスト科目「日本史」を事前に、もしくは同時並行して履修することをおすすめします。

成績評価の方法
期末試験(筆記・Web・レポート・最終授業内) 100%
授業内でのレポート・課題等 0%
その他  0%
すべての添削課題に合格後に受験する科目修了試験により合格を判定する。評価基準は、A(100〜80点)、B(79〜70点)、C(69〜60点)を合格、D(59点以下)を不合格とする。

テキスト
■テキストを使用する
□レジュメを使用する
□未定 (最初の授業で指示する)
<著者>菊池 正治、清水 教恵、田中 和男、永岡 正己、室田 保夫 <テキスト名>日本社会福祉の歴史 付・史料―制度・実践・思想〔改訂版〕 <出版社>ミネルヴァ書房
<著者>新川 綾子 <テキスト名>学習指導書「福祉文化論」 <出版社>本学オリジナル学習指導書



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