科目名 スポーツ指導法演習（卓球）

単 位 数 学年配当 開講期間 担　当　教　員
1 3 後期開講 伊藤　裕之

テーマ
「公認卓球指導員（コーチ１）になろう」将来「公認卓球コーチ」となり、地域スポーツの主催者や中・高・大学等での指導となる第一歩として在学中に取得可能な公認卓球指導員となるために必要な知識や技能の習得を目指す。加えて障害のある人や高齢者施設などでの指導者として必要な技能を習得する。

科目のねらい
＜キーワード＞
「公認卓球指導員」現コーチ１　　「卓球の楽しさを実感する」
「スモールステップ」　　「新しい卓球を創り出す」

＜内容の要約＞
「公認卓球指導員」現コーチ１　 ※スポーツ科学部は、資格取得のための講義・試験のうち共通項目を免除される。地域スポーツや部活動で初心者 や子供たちを対象に卓球競技の実技指導者としての基本を学ぶ。 「卓球の楽しさを実感する」 老若男女誰でも実感できる楽しさを実感してもらうことが大切。これが、スポーツ指導の第一歩。 「スモールステップ」　 スポーツの楽しさの中で最大なものは『達成感』である。日々達成感を味合わせることを体感する。 「新しい卓球創り出す」 現行の卓球ルールでは楽しめない人々もいる。卓球バレーのような新たな卓球を考えよう。 　 　本演習では、初心者の指導者となるために必要な知識・技能を習得することを目的とする。習得すべき技能は高くはないが、実際の指導に入ると初心者指導は最も手がかかり、工夫も必要になる。小学生低学年から高齢者、障害のある人まで、どんな人にも「卓球をやってみたい」「もっとやりたい」と感じさせるための手段を考え、自分たちで創造していくことを目標とする。また、実技演習と並行して、公認卓球コーチに必要な基礎理論や、生徒のメンタルケアについても講習する。

＜学習目標＞
　年代や身体能力により楽しさや達成感は異なる。自分が今までに経験してきた練習内容や移動法に固執することなく、目の前の一人一人に楽しさを感じてもらうための方法を考えることができる。
　公認卓球指導員（コーチ１）→公認卓球上級指導員（コーチ２）→公認卓球コーチ（コーチ３）までの資格取得を目指して、積極的に審判法などの習得にも努め、在学中の資格取得を目指してほしい。

授業のながれ
①卓球競技の特性を理解し、スポーツビジョントレーニングと打球感を身につけるコーディネ―ショントレーニングを体感する。
②楽しく体を動かすためのコーディネーショントレーニングを体感する。
③サービスのルールを理解し、上回転サービスと上回転ラリーの練習を実践する。
④上回転の球出し方法を理解し、多球での上回転ラリーの練習を実践する。
⑤下回転の球出し方法を理解し、多球での下回転ラリーの練習を実践する。
⑥下回転サービスの出し方を理解し、下回転サービスとラケット面の角度を利用したレシーブの練習を実践する。
⑦横回転サービスの出し方を理解し、横回転サービスとその回転を利用したレシーブの練習を実践する。
⑧フォアハンドドライブ打法の感覚を理解させるためのコーディネーショントレーニングの方法を理解し実践する。
⑨腰のひねりを使うための工夫として考えられる他の体の部位の動きを出し合い実践する。
⑩バックハンド打法の基本を理解し、正しい打球点を意識させる練習方法を考え実践する。
⑪カット打法と粒高打法の基本とその指導方法を理解し、多球での練習方法を理解し実践する。
⑫フリックとチキータの打法とその練習方法を理解し、実践する。
⑬フットワークうち、二歩動と三歩動の動きを理解し、実践する。
⑭車いす卓球を体験し、車いす生活者の方々に卓球を楽しんでもらうための手立てを考える。
⑮卓球の入門段階で生徒の興味づけになる手立てを考える。

準備学習の内容・学ぶ上での注意
　本演習では、卓球の実技指導者となるために必要となる知識・技能のうち、初級者から中級者までの指導に必要と考えられる内容とした。学ぶ上で最も認識してもらいたいことは、初級者の指導が最も大切であるということである。中学生の大会会場では、才能を生かせずにもったいないなと感じる選手がとても多くいる現実がある。そこには、卓球なら大きなけがの心配がないから未経験者の顧問でよいという考えや、未経験者だからと指導をあきらめている顧問の意識がある。これからその手助けとなる存在が公認卓球指導員である。小中学生のスタートの段階で正しい指導を受けることの大切さを理解してほしい。また、今まで自分が受けてきた指導法や練習内容をただ続けるのではなく、よりよい指導法はないか、よりよい練習方法はないか模索する意欲をもち続ける人であってほしい。

事前事後 学習内容 時間数
事前 指導法の資料の購読 15

本科目の関連科目
専門実技（卓球）

成績評価の方法
期末試験（筆記・Web・レポート・最終授業内） 0％
授業内でのレポート・課題等 40％
その他  60％
　演習時の活動への意欲を１番に評価する。また、グループ活動中における指導性も評価する。加えて、今までのスポーツ経験から、指導に有効であると考える指導法の紙面や口頭での表現を評価する。

テキスト
□テキストを使用する
□レジュメを使用する
■未定 （最初の授業で指示する）		  


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