科目名 | 司法福祉論 |
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単 位 数 | 学年配当 | 開講期間 | 担 当 教 員 |
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2 | 4 | 後期開講 | 田中 教仁 |
テーマ |
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司法福祉の概要と司法福祉領域の専門職の実践を学ぶとともに,事例を通じて社会問題の解決のあり方を考察する。 |
科目のねらい |
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<キーワード> 司法福祉 非行・犯罪 更生保護 更生支援計画 家事事件 <内容の要約> 司法(裁判所)での解決が求められる社会生活上の問題は,法律に即した解決を目指しつつ,これらの課題等を抱える個人や家庭の将来を見据えた解決を目指すことで,その人の生活や人生に即した実質的な解決が図られるものである。 本講義では,司法福祉の考え方と司法福祉が実践されている機関,制度を概説すると共に,家庭裁判所調査官としての経験を踏まえ,主に少年事件及び家事事件の領域における司法福祉実践の方法について検討していく。 <学習目標> 司法福祉の考え方や意義,司法福祉が実践されている機関やそこで活躍する専門職について説明できる。 司法の場で扱われる社会生活上の問題や課題について,法律を正しく適用した解決を念頭に,犯罪を起こした者やその家族,家事事件の当事者の将来を見据えた解決を考えることができる。 司法福祉の視点を持ってペアワーク、ディスカッションに臨み,社会問題を多角的に見ることができる。 |
授業のながれ |
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オリエンテーション(授業の進め方,司法福祉の概要,領域) 非行・犯罪の現況(統計,社会情勢,諸施策から司法福祉を概観する。) 成人の刑事司法手続と処遇(犯罪とは?,裁判員裁判,刑務所の処遇) 更生保護制度(医療観察制度) 少年非行@(少年法と少年司法手続) 少年非行A(家庭裁判所の審判と家庭裁判所調査官の調査) 少年の処遇@(少年院・少年鑑別所) 少年の処遇A(保護観察) 少年の処遇B(児童自立支援施設) 事例研究(少年事件の事例から司法福祉実践を考える。) 社会問題と司法福祉(高齢者及び障害を抱えた者による犯罪と社会復帰支援を中心に) 犯罪被害者支援(犯罪被害者支援の歴史と法制度) 家事事件@(家事事件の概要と成年後見事件) 家事事件A(子どもをめぐる問題) 授業のまとめ |
準備学習の内容・学ぶ上での注意 |
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新聞やテレビ等で取り上げられる少年非行や犯罪に関する報道,家族の問題について関心を持つ。一つの少年非行(犯罪)の事例に着目し,関心をもって報道や文献を読み進め,自分なりに事件が起きた原因や背景事情,必要な処遇を考えてみる。 |
事前事後 | 学習内容 | 時間数 |
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事前 | 授業内容に関する報道や文献を調べ,学習する。 | 10 |
事後 | 授業内容の復習 | 10 |
本科目の関連科目 |
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成績評価の方法 |
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期末試験はレポート試験とします。集中講義の期間中、1日1回は授業内に課題(ミニレポート、小テスト等)を実施し、それも成績評価に加点します。また、授業は、ペアワークやディスカッションを取り入れて進行します。ペアワーク等への積極的な参加が求められます。 |
テキスト |
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□テキストを使用する ■レジュメを使用する □未定 (最初の授業で指示する) |
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