科目名 | 社会学特講 |
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単 位 数 | 学年配当 | 開講期間 | 担 当 教 員 |
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2 | 3 | 後期開講 | 小坂 啓史 |
テーマ |
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本科目のテーマは、社会学的想像力・知識・思考をもちい、映像文化についての歴史、製作、理論・批評に対して応用社会学的にとらえていくこと、さらに現代社会を映像・映画がどのように表現し、現代社会における映像・映画が果たす役割について考察していくことである。 |
科目のねらい |
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<キーワード> 映像文化 映像・映画の歴史 映像・映画製作 映像化社会 視覚の社会学 <内容の要約> 本科目では、社会学の基礎的知識をふまえ、映像文化についての考察・分析を行っていく。近年はスマートフォンで動画、ショートムービーを撮影するなど、映像制作を楽しむことのみならず、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)等にアップロードし、多数のさまざまな人びとに視聴してもらうといった、映像による自己表現といったこともさかんに行われている。こうした、社会的にも一般化しつつある身近な映像制作から、いわゆる「ブロックバスター(大作)」映画の製作といったものまで、現代社会は映像にあふれてきており、「映像化社会」ともいいうる社会となってきている。本科目は、そうした社会に生きる私たちにとっての映像・映画とは何かについて考えていくこと、とくに@映画が社会にもたらす影響や変化について、A映画が社会からどのように影響を受け、どのような変遷をたどってきたかについて、さらにはB映像制作の入門としてのシナリオ、撮影、演技、編集といったことについての経験をふまえた考察を深めていくこととする。 <学習目標> 社会学的思考、社会学的想像力を駆使し、映像・映画作品が表現する現代社会の課題について分析する力を身につけることができる。 社会学の理論を理解し、映像文化に対してそれを応用し分析・考察できる力を身につけることができる。 「社会問題」にかかわる映像・映画作品に対して、その社会的論点を整理・分析できる力を身につけることができる。 社会がどのように成立・崩壊するのか、そうした映像表現に対して現代社会と照らし合わせ、深く多角的に考察していくことができる。 |
授業のながれ |
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映像・映画の世界〜イントロダクション 映像・映画の世界@:映像の歴史 映像・映画の世界A:映像の制作 映像・映画の世界B:映画の理論と批評 映画の歴史@:初期の映画、ドイツ表現主義、フランス印象主義、シュルレアリスム 映画の歴史A:イタリアン・ネオリアリズム、フランス・ヌーヴェル・ヴァーグ 映画の歴史B:アメリカン・ニューシネマ 映画の歴史C:スティーヴン・スピルバーグとそれ以後の映像・映画 映画の歴史D:現代の映画とインターネット配信、鑑賞のあり方 映画の製作@:「映画祭」と地域社会(ゲスト講義予定) 映画の製作A:映画の制作過程・演出方法(ゲスト講義予定) 映画の製作B:シナリオ、撮影、モンタージュ 映画の製作C:完成と公開、鑑賞 映画の製作D:映画批評、分析 まとめ〜「映像化社会」のゆくえ |
準備学習の内容・学ぶ上での注意 |
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社会学の基礎的な知識を身につけておくことが望ましい。履修生は「積極的に」聴く姿勢を心掛けてほしい。私語は慎むこと。 |
事前事後 | 学習内容 | 時間数 |
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事前 | 講義前の関連文献探索と講読 | 15 |
事後 | 毎回の講義内容の復習 | 15 |
事後 | 全講義終了後の試験対策 | 5 |
本科目の関連科目 |
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社会学概論、人文科学の世界など |
成績評価の方法 |
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レポート試験を実施します。その他、主体的な授業参加、各自授業前に行っておくべき課題等をきちんとこなすこと、授業内提出の小レポートの内容などが評価に含まれることとなります。 |
テキスト |
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□テキストを使用する □レジュメを使用する ■未定 (最初の授業で指示する) |
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