科目名 重度障害児指導法

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
2 3 後期開講 竹脇 真悟、樫木 暢子、井上 ひとみ、長崎 龍樹

テーマ
重度障害児の指導内容の構造と方法について理解する。

科目のねらい
<キーワード>
重度障害児の概念  指導と実態把握
自立活動

<内容の要約>
本科目では視覚障害、聴覚障害、病弱(身体虚弱を含む)及び重複障害について障害の特性および学習上、生活上の困難を学び、授業実践における具体的な配慮・支援方法について学びます。さらに、個々の子どもの実態把握の方法及び教育課程と関連付けた「個別の教育支援計画」「個別の指導計画」の作成方法について学びます。その上で、各教科の指導、合わせた指導、自立活動について学習指導案を作成して模擬授業を行います。また模擬授業の観察を通して授業研究についても学びます。(特別支援学校教諭としての経験を持つ教員が、重度重複障害児の指導法に関する演習をおこなう)。

<学習目標>
視覚障害、聴覚障害、病弱(身体虚弱を含む)の障害概念を理解するとともに、障害の特性に応じた教育課程編成の意義を理解し、教育課程編成の方法と「個別の指導計画」「個別の教育支援計画」の作成方法を理解し、カリキュラム・マネジメントの考え方を理解することができる。
いくつかの障害を合わせた重複障害児の心理・生理・病理面の特徴と教育課程の意義を理解し、子どもに応じた実態把握及び「個別の教育支援計画」「個別の指導計画」作成方法を理解することができる。
個々の障害実態及び発達の段階等を踏まえ、学習指導案の作成及び模擬授業の実施を通して、自立活動と関連付けた授業づくりの方法を理解することができる。

授業のながれ
視覚障害児に対する教育的支援の方法(担当:長ア龍樹)
視覚障害児の自立活動と「個別の教育支援計画」「個別の指導計画」(担当:木尚)
聴覚障害児に対する教育的支援の方法(担当:井上ひとみ)
聴覚障害児の自立活動と「個別の教育支援計画」「個別の指導計画」(担当:木尚)
病弱児・身体虚弱児に対する教育的支援の方法(担当:樫木暢子)
病弱児・身体虚弱児の自立活動と「個別の教育支援計画」「個別の指導計画」(担当:木尚)
重度重複障害児の心理・生理・病理面の特徴と実態把握の方法(担当:木尚)
重度重複障害児の心理・生理・病理面の特徴をふまえた教育課程の編成と「個別の教育支援計画」「個別の指導計画」の作成(担当:木尚)
重複障害児の「合わせた指導」「自立活動」の実際と指導法及び学習指導案作成(担当:木尚)
模擬授業演習@(「健康の保持」を中心とした自立活動)(担当:木尚)
模擬授業演習A(「心理的な安定」を中心とした自立活動)(担当:木尚)
模擬授業演習B(「人間関係の形成」「コミュニケーション」を中心とした自立活動)(担当:木尚)
模擬授業演習C(「環境の把握」を中心とした自立活動)(担当:木尚)
模擬授業演習D(「身体の動き」を中心とした自立活動)(担当:木尚)
模擬授業の総括とまとめ(担当:木尚)

準備学習の内容・学ぶ上での注意
重度障害児の指導、とりわけ重度重複障害児の指導に関しては、特別支援教育の中において最も困難です。実際に重度重複障害児の指導場面を、学校や学級での指導、ボランティア活動などをとおして見聞していないと、なかなか理解が深まらないと思います。@講義で配布される資料について、講義の前後各1時間程度の時間を使って読み込んでください。A医学・心理学・福祉など、周辺領域の科学の知識も必要ですから、しっかりと学習しておいてください。

事前事後 学習内容 時間数
事前 講義内容の予習 15
事後 毎時間の講義の復讐 15
事後 発表内容の作成とレポートの作成 15

本科目の関連科目
各種 教育論・指導法

成績評価の方法
期末試験(筆記・Web・レポート・最終授業内) 0%
授業内でのレポート・課題等 70%
その他(授業内での発言等) 30%
重度重複障害児を対象とした学習指導案に関してのレポートの提出を求めます。その他は授業中の発言です。

テキスト
□テキストを使用する
■レジュメを使用する
□未定 (最初の授業で指示する)
 



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