科目名 福祉用具市場の理解

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
2 2 後期開講 渡辺 崇史、矢沢 由多加、冨板 充

テーマ
よりよい支援機器を提供するためのシステムと取り巻く社会の理解

科目のねらい
<キーワード>
アシスティブテクノロジー  支援技術サービス
福祉用具供給システム  ICF(国際生活機能分類)

<内容の要約>
支援機器は利用する人の身体状況のみならず,個々の生活に合ったものが提供されなければならない.本講義では,福祉用具を含む各種支援機器・アプリ・システムの開発,適合支援の方法,供給流通システム,関連法制度等の各方面の現状と課題について,アシスティブテクノロジー(支援技術)の将来の展望や世界の動向等も交えながら,できるだけ最新のトピックを取り上げて解説する.さらに,ICF(国際生活機能分類)モデルを基にして,地域で暮らす高齢者や障害者児およびその家族等に対して,AI(人工知能)やIoT(Internet of Things)等の情報技術が,どのように役立っているかについて理解を深める.

<学習目標>
さまざまな視点から福祉用具を含むアシスティブテクノロジー(支援技術)に関する業務,社会システム,法制度等を概説できる
情報工学が,障害者児や高齢者の生活支援にどのように貢献できるか述べることができる
支援機器に関する専門職や関連する社会資源の役割について述べることができる
福祉用具を提供する際の支援計画の基礎的な知識や手法を活用することができる

授業のながれ
オリエンテーション,ICFモデルにおける福祉用具の役割(渡辺)
世界のアシスティブテクノロジーの動向とAI,IoT等の情報技術の活用 (渡辺)
社会制度の変遷と福祉用具の歴史(矢沢)
福祉用具提供・入手のための社会福祉制度(矢沢)
高齢者の身体特性(矢沢)
福祉用具普及施設の役割と課題(冨板)
福祉用具供給の業務(1) 福祉用具供給システム (矢沢)
福祉用具供給の業務(2) 生活支援用具の事故と製品安全(矢沢)
開発事例から学ぶ技術シーズと利用者ニーズ(矢沢)
福祉用具適合相談の実際(1)(支援計画の基礎) (冨板)
福祉用具適合相談の実際(2)(ICFの活用) (冨板)
福祉用具適合相談の実際(3)(事例検討) (冨板)
認知障害の理解(冨板)
認知障害と支援機器・福祉用具の活用(冨板)
まとめ,介護ロボット・テクノロジーの開発・普及の現状 (渡辺)

準備学習の内容・学ぶ上での注意
・単に講義を聞くだけでなく,テーマを設定したグループワークやディスカッション等を通して理解を深めます.また福祉用具業界で活躍している方々にも講義をしていただくことから,多くのことを学ぶ姿勢と態度で授業に臨んでください.興味を持った点はさらに自分で調べて理解を深めてください.不明点や疑問は積極的に質問をしてください. ・本科目は「福祉用具プランナー」対応科目です.取得を考えている人は必ず受講してください.

事前事後 学習内容 時間数
事前 次回の授業で使うための事前課題が出た場合は,必ずそれらの課題に取り組み,授業にのぞんでください. 6
事後 授業内で課題レポートが出た場合は,決められた期日までに作成し提出してください. 6

本科目の関連科目
本科目は地域志向科目 本科目の関連科目は「福祉用具論」「福祉用具演習」「リハビリテーション工学」 その他,社会福祉、リハビリテーション関連科目全般

成績評価の方法
期末試験(筆記・Web・レポート・最終授業内) 60%
授業内でのレポート・課題等 30%
その他  10%
・「その他」とは授業内でのグループワークやディスカッションへの積極的な参加態度,グループ内での協力や貢献度に対する評価の割合です.

テキスト
■テキストを使用する
■レジュメを使用する
□未定 (最初の授業で指示する)
<著者>テクノエイド協会 <テキスト名>福祉用具プランナーテキスト <出版社>テクノエイド協会



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