科目名 建築法規

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
2 2 後期開講 佐藤 廣志

テーマ
人間の生活と活動の場である建築物に関する法律を読み込む

科目のねらい
<キーワード>
建築物の敷地、構造、設備及び用途に関する最低の基準  国民の生命、健康及び財産の保護
公共の福祉の増進

<内容の要約>
建築基準法は国民の生命・健康・財産を守るために制定されました。反面、憲法で保障された国民の自由な権利を規制するものでもあります。そのため、最低の基準を定めることになっています。そんな建築基準法の主要条文について、成立された社会背景、建物に求められているもの、成文化された条文の読解、建物への具体的な規制の解説を行います。

<学習目標>
建物の設計・施工に必要不可欠である建築基準法について、法律の堅苦しさゆえの「食わず嫌い」を払拭し、主要条文の主旨・内容が理解できる。
国民の生命・健康・財産を守るための基準が理解できる。
建築物に関する最低の基準が理解できる。
建築物の立地・用途・規模等に応じた基準が理解できる。

授業のながれ
総則規定@(法第1条)建築基準法の歴史、法の目的
総則規定A(法第2条)法文の読み方
総則規定B(法第2条)法令用語
総則規定C(法第6条)確認申請、(法第7条の3)中間検査、(法第7条)完了検査
集団規定@(法第42条)道路、(法第43条)接道
集団規定A(法第48条)用途地域制限
集団規定B(法第53条)建蔽率、(法第52条)容積率
集団規定C(法第56条)道路・隣地・北側斜線制限
集団規定D(法第56条の2)日影規制
集団規定E(法第61条)防火・準防火地域の規制
単体規定@(法第27条)耐火建築物等
単体規定A(法第28条)居室の採光・換気
単体規定B(法第35条)避難規定
単体規定C(法第35条の2)内装制限
まとめ

準備学習の内容・学ぶ上での注意
文字は人から人への情報・意思の伝達手段の1つです。その中でも法文は重要な情報・意思を正確・確実に伝えるためのものです。文字を正確に読み理解する力を身につけましょう。 ノートをきちんととり、 配布資料、教科書を併用しながら講義中に理解をすること。

事前事後 学習内容 時間数
事前 法文を読む練習。法文の専門用語の意味調べ。 15
事後 法文の読み込み。規制内容の再確認。関連する施行令の読み込み。 15
事後 小テストの誤答の見直し。解答根拠法令の確認・検証。 15

本科目の関連科目
建築計画、都市計画論

成績評価の方法
期末試験(筆記・Web・レポート・最終授業内) 70%
授業内でのレポート・課題等 30%
その他  0%
法令集の読み込みが重要です。授業内での法文読みに対してもポイントを加算します。

テキスト
■テキストを使用する
■レジュメを使用する
□未定 (最初の授業で指示する)
<著者>国土交通省住宅局建築指導課・建築技術者試験研究会(編集) <テキスト名>基本建築関係法令集「法令編」令和7年版 <出版社>井上書院



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