科目名 地域研究プロジェクトT

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
2 2 後期開講 大塚 泰子

テーマ
シルクスクリーンによるものづくりを通して、地域の人々と創造する喜びを共有する

科目のねらい
<キーワード>
シルクスクリーン  アート
地域文化  ワークショップ

<内容の要約>
“文化的なまち”“文化的な地域”という言い方がありますが、では、何をもって“文化的”と言うのでしょうか?美術館があるから?劇場があるから?でしょうか。例えば地方、少し田舎を訪ねたとします。そこには都会では無くなってしまった伝統的な暮らしが残っていたり、その地域に根づいた風習やお祭りがあったり、特産品を使った料理が受け継がれていたりします。立派な施設はないかもしれませんが、それは”文化的な地域”と言えるのではないでしょうか。地域の文化度を計るものは、そこに暮らす人々の生活の質にこそあると思われます。 では皆さんの暮らしはいかがでしょう?伝統的な文化はもちろん素晴らしいですが、新しい文化は皆さんがつくるもの。このプロジェクトでは、暮らしを少し楽しくする身近なものを手軽なシルクスクリーンプリントを学んで作っていきます。そしてその楽しさを地域の人たちと共有するためワークショップを行い、自分たちが制作したスクリーンをトートバック等に刷って頂きます。出来上がった作品はそれぞれに持ち帰り、それらは細やかですが地域の人たちの暮らしを豊かにするでしょう。 ものづくりの瞬間を他者と共有することは、互いを柔らかく理解し尊重することに繋がります。 またこの授業では、現在行われている展覧会等、様々なアーティストの仕事も紹介し、アートに対する理解を深め、柔軟な思考力を伸ばします。

<学習目標>
オリジナルTシャツ/トートバッグ等を制作できる
シルクスクリーンという版画技法を習得できる
自分が学んだことを他者に伝えることにより、相手を尊重する心を育むことができる
作品展示によるプレゼンテーションを学ぶことができる
アートに対する新たな理解と知識を得ることができる

授業のながれ
プロジェクトの概要説明,アンケート
シルクスクリーンの説明、スケッチブックにアイディアを描く
スクリーンに描画する
試し刷り、本刷り
1作目を踏まえて、さらに作品作り
試し刷り、本刷り
Tシャツやトートバッグなどに本刷り
ワークショップに向けてスクリーンに描画
試し刷り、トートバッグなどに本刷り
ワークショップ準備
ワークショップ
ワークショップを振り返り、改善点等を議論、次回への反映を検討する。レポート(感想)作成
最終作品制作
学内展示設置
展示搬出、講評会/作品とレポート(感想)の提出

準備学習の内容・学ぶ上での注意
制作は各自のペースで行い、各々の進度、興味の方向性に合わせてアドバイスをしていくので、積極的に試してみたいアイディアに挑戦して下さい。ワークショップは土日や祝日に行うことがあります。適宜、参加できるよう調整して下さい。

事前事後 学習内容 時間数
事前 ”作品にしてみたいな”と思えるものはないか、普段から身の回りのものに注意をはらって観察する 5
事前 好きなアーティストを見つけ、その作品を幅広く観賞する 5
事前 展覧会等を観に行き、作品の鑑賞とともに、そのプレゼンテーションにも注意を払う 5
事後 授業内で紹介したアーティストや作品に興味を感じたら、画集を見たり、実際に展覧会に出掛けたりなど興味を掘り下げる 5
事後 自分が制作した作品を実際に使用して、感じたことを次の作品に反映させる 5
事後 ワークショップで感じたことを今後の活動に繋げる 5

本科目の関連科目
地域社会と共生

成績評価の方法
期末試験(筆記・Web・レポート・最終授業内) 0%
授業内でのレポート・課題等 100%
その他  0%
 

テキスト
□テキストを使用する
□レジュメを使用する
■未定 (最初の授業で指示する)
 



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